問18
長さ27 mのキャピラリーカラムを装着したガスクロマトグラフを用いて、ある有機溶剤を分析したところ、ピークの保持時間に相当する長さがA mm、ピーク幅がB mmであった。このピークについて計算した理論段相当高さは0.3 mmであった。A/Bの値として、正しいものは次のうちどれか。
- (1)20
- (2)45
- (3)75
- (4)100
- (5)125
正答 (3)
理論段相当高さ H = カラムの長さ L / 理論段数 n です。
n = L/H = 27 m/0.3 mm = 27000 mm/0.3 mm = 90000
n =(4tR/W)²なので、4tR/W = √90000 = 300、tR/W = A/B = 300/4 = 75
よって(3)です。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「理論段相当高さからピーク幅と保持時間の比A/Bを求める計算」(過去12回中3回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中3回出題(出題確率25%)
この問題のひっかけパターン:理論段相当高さからピーク幅と保持時間の比A/Bを求める計算
理論段数 n=L/H=(4tR/W)²。tR/W=√n/4。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)