問5
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定波長が紫外部にある物質には、ガラスセルは適さない。
- (2)測定波長が紫外部にある場合は、光源にタングステンランプを用いる。
- (3)吸光度の測定には、通常、吸収極大波長を用いる。
- (4)吸光度が光路長に比例することを、ランベルトの法則という。
- (5)吸光度の誤差が最も小さいのは、0.4 付近である。
正答 (2)
紫外部(約340 nm以下)の測定には、光源に重水素ランプを使います。タングステンランプは、可視部の光源です。「紫外部にある場合は、光源にタングステンランプを用いる」とする選択肢2は誤りです。
ガラスセルは、紫外部の光を吸収するので、紫外部の測定には使えません(石英セルを使います)。吸光度は、通常、吸収極大波長で測定します。吸光度が光路長に比例することを、ランベルトの法則といいます。吸光度の誤差が最も小さいのは、0.4付近です。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると2回(17%)
この問題のひっかけパターン:紫外部の光源は重水素ランプ(タングステンランプは可視部)
紫外部(約340 nm以下)の測定には、光源に重水素ランプを使います。タングステンランプは、可視部の光源です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)