トリレンジイソシアネート(TDI)
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中9回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 液体捕集法-吸光光度分析法 |
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550nm |
p.280〜282 |
| 固体捕集法-高速液体クロマトグラフ分析法 |
ろ紙 |
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|
p.282〜288 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(14問・9回)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
次の化学物質のうち、可視部の吸光光度分析法で定量する場合に発色操作を必要としないものはどれか。
- (1)マゼンタ
- (2)クロロメチルメチルエーテル
- (3)トルエンジイソシアネート(TDI)
- (4)エチレンイミン
- (5)p-ニトロクロロベンゼン
正答 (1)
マゼンタ(オーラミンと同じ塩基性色素)は、それ自体が色素なので、発色操作を行わず、ろ紙に捕集した試料をメタノールで溶出して、そのまま吸光度を測定できます。
クロロメチルメチルエーテル(4-(p-ニトロベンジル)ピリジンとアンモニア水で発色)、トルエンジイソシアネート(誘導体化して発色)、エチレンイミン(ナフトキノンスルホン酸と反応して発色)、p-ニトロクロロベンゼンは、いずれも発色操作が必要です。
よって(1)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
作業環境空気(25 ℃、1気圧)中のトルエンジイソシアネート(TDI)の濃度を測定するため、1.0 L・min⁻¹ で 10 分間試料空気を1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)含浸ろ紙に通気した。得られた TDI-2-PP誘導体を抽出液 4.0 mLで抽出し試料液とした。高速液体クロマトグラフで分析した結果、試料液中のこの誘導体の濃度は 0.15 µg・mL⁻¹ であった。作業環境空気中の TDI 濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、TDI と TDI-2-PP誘導体のモル質量は、それぞれ 174 g・mol⁻¹ と501 g・mol⁻¹、ろ紙への捕集率は 100 % とし、TDI は全て2,4-TDI の形で存在しているものとする。
- (1)1 ppb
- (2)2 ppb
- (3)3 ppb
- (4)4 ppb
- (5)5 ppb
正答 (3)
次の順で計算します。
- 試料液中の誘導体の量:0.15 µg/mL × 4.0 mL = 0.60 µg
- TDIの量に換算:0.60 µg × 174/501 ≒ 0.208 µg(TDI 1分子が誘導体1分子になるとして、モル質量の比で換算)
- 吸引した空気の量:1.0 L/min × 10 min = 10 L
- 濃度:0.208 µg ÷ 10 L ≒ 0.0208 µg/L = 0.0208 mg/m³
- ppbに換算(25℃、1気圧):0.0208 × 24.45/174 × 1000 ≒ 2.9 ppb
よって(3)の3 ppbです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
誘導体の量×(TDIのモル質量÷誘導体のモル質量)÷吸引空気量→ppb。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
1-(2-ピリジル)ピペラジンとの反応を利用して、高速液体クロマトグラフ分析法で測定する物質は、次のうちどれか。
- (1)o-トルイジン
- (2)1,1-ジメチルヒドラジン
- (3)ジメチル-2,2-ジクロロビニルホスフェイト(DDVP)
- (4)トルエンジイソシアネート(TDI)
- (5)酸化プロピレン
正答 (4)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。よって(4)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
次の化学物質のうち、可視部の吸光光度分析法で定量する場合に発色操作を必要としないものはどれか。
- (1)アクリロニトリル
- (2)ペンタクロロフェノール
- (3)トルエンジイソシアネート
- (4)オーラミン
- (5)p-ニトロクロロベンゼン
正答 (4)
オーラミンは、それ自体が色素(塩基性色素)なので、発色操作を行わず、ろ紙に捕集した試料をメタノールで溶出して、そのまま吸光度を測定できます。アクリロニトリル、ペンタクロロフェノール、トルエンジイソシアネート、p-ニトロクロロベンゼンは、発色操作が必要です。よって(4)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
1-(2-ピリジル)ピペラジンとの反応を利用して、高速液体クロマトグラフ分析法で測定する物質は、次のうちどれか。
- (1)3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)
- (2)o-トルイジン
- (3)ジメチル-2,2-ジクロロビニルホスフェイト(DDVP)
- (4)トルエンジイソシアネート
- (5)β-プロピオラクトン
正答 (4)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。よって(4)です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
特定化学物質の分析に使用する標準原液のうち、分析のつど調製して標定する必要があるものは次のうちどれか。
- (1)次亜塩素酸ナトリウム溶液
- (2)トルエンジイソシアネート溶液
- (3)フッ化ナトリウム溶液
- (4)ペンタクロロフェノール溶液
- (5)α-ナフチルアミン溶液
正答 (1)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど調製して、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(1)です。
トルエンジイソシアネート溶液、フッ化ナトリウム溶液、ペンタクロロフェノール溶液、α-ナフチルアミン溶液は、標準原液を調製して、一定期間保存して使えます。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど調製して、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(1)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
環境空気(25 ℃、1気圧)中のトルエンジイソシアネート(TDI)の濃度を測定するため、1.0 L・min⁻¹ で10分間試料空気を1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)含浸ろ紙に通気した。得られた TDI-2-PP誘導体を抽出液 4.0 mL で抽出し試料液とした。高速液体クロマトグラフで分析した結果、試料液中のこの誘導体の濃度は 0.21 µg・mL⁻¹であった。環境空気中の TDI 濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、TDI と TDI-2-PP誘導体のモル質量は、それぞれ 174 g・mol⁻¹ と501 g・mol⁻¹ 、ろ紙への捕集率は 100 % とし、TDI は全て2,4-TDI の形で存在しているものとする。
- (1)1 ppb
- (2)2 ppb
- (3)3 ppb
- (4)4 ppb
- (5)5 ppb
正答 (4)
次の順で計算します。
- 試料液中の誘導体の量:0.21 µg/mL × 4.0 mL = 0.84 µg
- TDIの量に換算:0.84 µg × 174/501 ≒ 0.292 µg
- 吸引した空気の量:1.0 L/min × 10 min = 10 L
- 濃度:0.292 µg ÷ 10 L ≒ 0.0292 µg/L = 0.0292 mg/m³
- ppbに換算(25℃、1気圧):0.0292 × 24.45/174 × 1000 ≒ 4.1 ppb
よって(4)の4 ppbです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
誘導体の量×(TDIのモル質量÷誘導体のモル質量)÷吸引空気量→ppb。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
環境空気(25 ℃、1気圧)中のトルエンジイソシアネート(TDI)の濃度を測定するため、1.0 L・min⁻¹ で10分間試料空気を1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)含浸ろ紙に通気した。得られた TDI-2-PP 誘導体を抽出液 4.0 mL で抽出し試料液とした。高速液体クロマトグラフで分析した結果、試料液中のこの誘導体の濃度は 0.26 µg・mL⁻¹ であった。環境空気中の TDI 濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、TDI と TDI-2-PP 誘導体のモル質量は、それぞれ 174 g・mol⁻¹ と501 g・mol⁻¹、ろ紙への捕集率は 100%とし、TDI は全て2,4-TDI の形で存在しているものとする。
- (1)1 ppb
- (2)2 ppb
- (3)3 ppb
- (4)4 ppb
- (5)5 ppb
正答 (5)
次の順で計算します。
- 試料液中の誘導体の量:0.26 µg/mL × 4.0 mL = 1.04 µg
- TDIの量に換算:1.04 µg × 174/501 ≒ 0.361 µg
- 吸引した空気の量:1.0 L/min × 10 min = 10 L
- 濃度:0.361 µg ÷ 10 L ≒ 0.0361 µg/L = 0.0361 mg/m³
- ppbに換算(25℃、1気圧):0.0361 × 24.45/174 × 1000 ≒ 5.1 ppb
よって(5)の5 ppbです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
誘導体の量×(TDIのモル質量÷誘導体のモル質量)÷吸引空気量→ppb。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
特定化学物質の分析に用いる次の標準液のうち、分析のつど標定する必要があるものはどれか。
- (1)トルエンジイソシアネート溶液
- (2)次亜塩素酸ナトリウム溶液
- (3)フッ化ナトリウム溶液
- (4)2-ブロモエタノール溶液
- (5)ペンタクロロフェノール溶液
正答 (2)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(2)です。同じ問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
トルエンジイソシアネート溶液、フッ化ナトリウム溶液、2-ブロモエタノール溶液、ペンタクロロフェノール溶液は、標準原液を調製して、一定期間保存して使えます。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど調製して、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(1)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
次の化学物質のうち可視部の吸光光度分析法で定量する場合に発色操作を必要としないものはどれか。
- (1)マゼンタ
- (2)アクリロニトリル
- (3)トルエンジイソシアネート
- (4)p-ニトロクロロベンゼン
- (5)3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)
正答 (1)
マゼンタは、それ自体が色素(塩基性色素)なので、発色操作を行わず、ろ紙に捕集した試料をメタノールで溶出して、そのまま吸光度を測定できます。アクリロニトリル、トルエンジイソシアネート、p-ニトロクロロベンゼン、MOCAは、発色操作が必要です。よって(1)です。同じ問題は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
1-(2-ピリジル)ピペラジンとの反応を利用して、高速液体クロマトグラフ分析法で測定する物質は、次のうちどれか。
- (1)3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)
- (2)1,1-ジメチルヒドラジン
- (3)p-ジメチルアミノアゾベンゼン
- (4)トルエンジイソシアネート
- (5)p-ニトロクロロベンゼン
正答 (4)
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。よって(4)です。同じ問題は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)(誤りの記述)」
- (2)誤った記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「標準溶液は1,1-ジメチルヒドラジンの硫酸溶液とする。」
- (3)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「p-ジメチルアミノアゾベンゼン(誤りの記述)」
- (4)正しい記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「トルエンジイソシアネート」
- (5)誤った記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「p-ニトロクロロベンゼン(誤りの記述)」
1-(2-ピリジル)ピペラジン(2-PP)は、イソシアネート基と反応して、安定な誘導体をつくります。トルエンジイソシアネート(TDI)は、2-PPを含浸させたろ紙で捕集して誘導体化し、高速液体クロマトグラフで分析します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
吸光光度分析法による環境空気中の濃度測定に関する次の記述の[ ]に入る物質として、正しいものは下のうちどれか。
「捕集液として水酸化ナトリウム溶液を用いて、これに[ ]を捕集して試料液とする。試料液のpHを弱酸性に調整した後、ランタン及びアリザリンコンプレクソンを加えて発色させ、620 nmにおける吸光度を測定し、[ ]の空気中濃度を求める。」
- (1)硫化水素
- (2)フッ化水素
- (3)塩素
- (4)トルエンジイソシアネート
- (5)o-トリジン
正答 (2)
捕集液に水酸化ナトリウム溶液を使って捕集し、試料液のpHを弱酸性に調整したあと、ランタンとアリザリンコンプレクソンを加えて発色させる方法は、フッ化水素の吸光光度分析法(ランタン-アリザリンコンプレクソン法)です。よって(2)です。同様の問題は、令和2年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:JIS K 0102(工場排水試験方法)34.1 ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「弗化水素」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:弗化水素(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
得点必須A暗記で解く
環境空気(25℃、1気圧)中のトルエンジイソシアネート(TDI)の濃度を測定するため、1.0L·min⁻¹で10分間試料空気を2-PP含浸ろ紙に通気した。得られたTDI-2-PP誘導体を抽出液4.0mLで抽出し試料液とした。高速液体クロマトグラフで分析した結果、試料液中のこの誘導体の濃度は0.16μg·mL⁻¹であった。環境空気中のTDI濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、TDI-2-PP誘導体のモル質量は501g·mol⁻¹、ろ紙への捕集率は100%とし、TDIは全て2,4-TDIの形で存在しているものとする。
- (1)1ppb
- (2)2ppb
- (3)3ppb
- (4)4ppb
- (5)5ppb
正答 (3)
次の順で計算します。
- 試料液中の誘導体の量:0.16 µg/mL × 4.0 mL = 0.64 µg
- TDIの量に換算:0.64 µg × 174/501 ≒ 0.222 µg
- 吸引した空気の量:1.0 L/min × 10 min = 10 L
- 濃度:0.222 µg ÷ 10 L ≒ 0.0222 µg/L = 0.0222 mg/m³
- ppbに換算(25℃、1気圧):0.0222 × 24.45/174 × 1000 ≒ 3.1 ppb
よって(3)の3 ppbです。同じ型の問題は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
誘導体の量×(TDIのモル質量÷誘導体のモル質量)÷吸引空気量→ppb。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
特定化学物質の分析に用いられる次の標準液のうち、分析の都度、標定する必要のあるものはどれか。
- (1)トルエンジイソシアネート溶液
- (2)フッ化ナトリウム溶液
- (3)次亜塩素酸ナトリウム溶液
- (4)2-ブロモエタノール溶液
- (5)エチレンイミン溶液
正答 (3)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(3)です。同じ問題は、令和4年度第1回、令和元年度第1回にも出題されています(出題実績)。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去に1回出題されています。余裕があれば、解き方を押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
次亜塩素酸ナトリウム溶液は、不安定で、時間とともに有効塩素濃度が下がるので、分析のつど調製して、ヨウ素滴定で標定する必要があります。よって(1)です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)