問19
酸素欠乏症等防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)乾性油その他空気中の酸素を吸収する物質を入れてあるタンクの内部における作業は、第1種酸素欠乏危険作業である。
- (2)酸素欠乏危険作業に係る業務に労働者を就かせるときは、当該労働者に対し、法定の科目について特別の教育を行わなければならない。
- (3)腐泥層に通ずるたて坑の内部における作業は、第1種酸素欠乏危険作業である。
- (4)酸素等の濃度が法定の基準を満たすようにするために酸素欠乏危険作業を行う場所を換気するときは、純酸素を使用してはならない。
- (5)第二鉄塩類を含有している地層に接する井戸の内部における作業は、第1種酸素欠乏危険作業である。
正答 (5)
第1種酸素欠乏危険作業に当たるのは、第一鉄塩類を含有している地層に接する井戸などの内部です。第一鉄塩類は空気中の酸素と反応して酸化されるため、酸素欠乏を起こします。第二鉄塩類とする選択肢5は誤りです。
第二鉄塩類はすでに酸化された状態なので、さらに酸素を消費しません。
根拠:労働安全衛生法施行令別表第六第一号ロ(「第一鉄塩類又は第一マンガン塩類を含有している地層」)。
この問題で狙われた罠:第1種・第2種酸素欠乏危険作業の区分
第2種は、硫化水素中毒の危険もある場所(し尿・汚水・腐泥、海水が滞留している暗きょ等)。硫化鉱や鋼製タンクの内部など酸素欠乏だけの危険のある場所は第1種。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第2回・2023年2月実施)