問19
酸素欠乏症等防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)「酸素欠乏等」とは、空気中の酸素の濃度が18 %未満である状態又は空気中の硫化水素の濃度が 10 ppmを超える状態をいう。
- (2)酸素欠乏危険作業を行う場所において、爆発、酸化等を防止するために換気を行うことができない場合は、空気呼吸器、酸素呼吸器又は送気マスクを備え、労働者に使用させなければならない。
- (3)海水が滞留している暗きょの内部における作業は、第1種酸素欠乏危険作業である。
- (4)メタンを含有する地層に接する井戸等の内部における作業は、第1種酸素欠乏危険作業である。
- (5)し尿、汚水その他腐敗し、又は分解しやすい物質を入れてある槽の内部における作業は、第2種酸素欠乏危険作業である。
正答 (3)
海水が滞留している暗きょなどの内部は、酸素欠乏に加えて、海水中の物質の分解による硫化水素の発生のおそれがある場所なので、第2種酸素欠乏危険作業に当たります。第1種とする選択肢3は誤りです。
第1種か第2種かは、硫化水素中毒のおそれがあるかどうかで決まります。し尿・汚水・腐泥や海水の滞留は、硫化水素が発生しやすい代表例です。
この問題で狙われた罠:第1種・第2種酸素欠乏危険作業の区分
第2種は、硫化水素中毒の危険もある場所(し尿・汚水・腐泥、海水が滞留している暗きょ等)。硫化鉱や鋼製タンクの内部など酸素欠乏だけの危険のある場所は第1種。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)