問12
液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)真空捕集びんのコックには、漏れを防止するためのグリースの使用は避ける。
- (2)ミゼットインピンジャーによるガス状物質の捕集では、流量が大きいほど捕集率は高くなる。
- (3)クロム酸ミストの捕集には、ミゼットインピンジャーを用いることができる。
- (4)捕集袋は、5 L 以上のものを用いる。
- (5)小型ガス吸収管によるガス状物質の捕集では、流量が大きいほど捕集率は低くなる。
正答 (2)
ミゼットインピンジャーでガス状物質を捕集するときは、流量が大きいほど捕集液と接する時間が短くなり、捕集率は低くなります。「高くなる」とする選択肢2は誤りです。
粒子の捕集では逆に、流量が大きいほど慣性衝突が起こりやすく、捕集率が高くなります。令和5年度第1回の問19でも、粒子とガスの違いが問われています。
この問題で狙われた罠:ミゼットインピンジャーの捕集率(流量・粒径)
ガス状物質は流量が小さいほど捕集率が高い。粒子は慣性衝突で捕るので、流量が大きいほど、粒径が大きいほど捕集率が高い。
なぜ?
ガスは捕集液との接触時間が長いほど溶ける。粒子は勢いよく液面にぶつかるほど捕まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)