問11
ろ過捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ガラス繊維ろ紙は、フッ素樹脂加工したものの方がしていないものよりも吸湿性が小さい。
- (2)ナフタレンの捕集には、ガラス繊維ろ紙を用いる。
- (3)鉛ヒュームの捕集には、オープンフェース型ホルダーを用いる。
- (4)粒径 0.3 µm の粒子に対するポアサイズ 0.8 µm のメンブランフィルターの捕集率は、95 % 以上である。
- (5)粒径が 0.1 µm よりも小さな粒子の捕集では、慣性効果よりも拡散効果による捕集の割合が大きい。
正答 (2)
ナフタレンは昇華性があり、空気中では蒸気と粒子が共存するので、ガラス繊維ろ紙だけでは蒸気を捕らえられません。ろ過材と固体捕集剤を組み合わせるなどの方法で捕集するので、選択肢2は誤りです。
粒子と蒸気が共存する物質(アクリルアミドなど)は、ろ過材と吸着剤を組み合わせて捕集する、という考え方を押さえておきましょう。
この問題で狙われた罠:ナフタレンはろ紙で捕集しない
ナフタレンはろ紙ではなく固体捕集で採る。
なぜ?
常温で固体でも昇華して蒸気になるため、ろ紙では素通りする。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)