作業環境測定士試験 過去問解説

ミゼットインピンジャーの捕集率(流量・粒径)

ランクA デザイン・サンプリング・7回出題

正しい理解

ガス状物質は流量が小さいほど捕集率が高い。粒子は慣性衝突で捕るので、流量が大きいほど、粒径が大きいほど捕集率が高い。

なぜそうなるのか

ガスは捕集液との接触時間が長いほど溶ける。粒子は勢いよく液面にぶつかるほど捕まる。

この罠が狙われた問題

令和6年度 第2回(2025年2月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問13

液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)ミゼットインピンジャーによる粒子の捕集では、粒径が小さいほど捕集率は高くなる。
  2. (2)ベンゼンの捕集には、ミゼットインピンジャーを用いることができる。
  3. (3)小型ガス吸収管によるガス状物質の捕集では、流量が大きいほど捕集率は低くなる。
  4. (4)直接捕集法では、一般に捕集器具の容積が小さいほど濃度減衰が速いので、真空捕集瓶は 1 L 以上のもの、捕集袋は 5 L 以上のものを使用する。
  5. (5)真空捕集瓶に採取した試料空気は、直射日光や高温を避けて保存し、なるべく早く分析する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) デザイン・サンプリング ランクA

問19

環境空気中の有害物質の捕集に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)多段平行板式分粒装置を用いて鉱物性粉じんの濃度を測定する場合、吸引流量が所定の値より小さいと測定値は低くなる。
  2. (2)慣性衝突式分粒装置を用いて鉱物性粉じんの濃度を測定する場合、吸引流量が所定の値より大きいと測定値は低くなる。
  3. (3)小型ガス吸収管によるガス状物質の捕集では、流量が大きいほど捕集率は低くなる。
  4. (4)ミゼットインピンジャーによる粒子状物質の捕集では、流量が大きいほど捕集率は低くなる。
  5. (5)捕集袋に採取した試料の濃度は、時間とともに減衰することがある。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)