問12
液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ミゼットインピンジャーによる粒子状物質の捕集では、粒径が小さいほど捕集率は低くなる。
- (2)バブラーによるガス状物質の捕集では、気泡が大きいほど捕集率は低くなる。
- (3)気体を液体捕集によって試料採取する場合、有機溶剤等の揮発性物質の捕集率は、捕集液の温度が低いほど高くなる。
- (4)ミゼットインピンジャーによるミストの捕集では、拡散効果により捕集される。
- (5)真空捕集びんは、1.33 kPa 以下の圧力にして使用する。
正答 (4)
ミゼットインピンジャーでミストのような粒子を捕集するのは、空気を捕集液に勢いよく吹き付けたときの慣性衝突の作用です。拡散効果とする選択肢4は誤りです。
拡散効果で捕集されるのは、0.1 µm より小さい非常に細かい粒子をろ過材で捕らえる場合です(同じ回の問11 選択肢3)。
この問題で狙われた罠:ミゼットインピンジャーの捕集率(流量・粒径)
ガス状物質は流量が小さいほど捕集率が高い。粒子は慣性衝突で捕るので、流量が大きいほど、粒径が大きいほど捕集率が高い。
なぜ?
ガスは捕集液との接触時間が長いほど溶ける。粒子は勢いよく液面にぶつかるほど捕まる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)