問18
ガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)検出器の温度は、カラム温度よりも高く保つ。
- (2)ピークの分離度は、カラム温度が高いほど小さくなる。
- (3)設定カラム温度において、飽和蒸気圧が等しい2物質は、分離できない。
- (4)保持時間は、カラム温度が高いほど短くなる。
- (5)カラム温度を上げると、カラムの通気抵抗は大きくなる。
正答 (3)
ガスクロマトグラフの固定相と物質の相互作用は、蒸気圧(沸点)だけでなく、極性などによっても変わります。そのため、設定したカラム温度で飽和蒸気圧が等しい2物質でも、液相を選べば分離できることがあります。「分離できない」とする選択肢3は誤りです。
カラム温度を上げると、気体の粘度が大きくなるので通気抵抗は大きくなります(選択肢5)。
この問題のひっかけパターン:溶出順(沸点・極性)
無極性液相では沸点の低い順に出る。極性液相では極性の化合物が遅れて出る。
なぜ?
似たもの同士が引き合う(液相に長くとどまる)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)