問17
有機溶剤を、無極性液相のキャピラリーカラムを用いたガスクロマトグラフ分析法で分析したところ、直鎖のアルカンを3種類検出した。これらがキャピラリーカラムから溶出する順序を、早い方から並べたものは次のうちどれか。
- (1)オクタン ヘキサン ペンタン
- (2)オクタン ペンタン ヘキサン
- (3)ペンタン ヘキサン オクタン
- (4)ペンタン オクタン ヘキサン
- (5)ヘキサン ペンタン オクタン
正答 (3)
無極性液相のカラムでは、直鎖のアルカンは、ほぼ沸点の低い順、つまり炭素数の少ない順に溶出します。ペンタン(C₅)、ヘキサン(C₆)、オクタン(C₈)の順なので、(3)が正しいものです。
無極性の液相は、分子どうしの引き合う力の弱い(沸点の低い)物質ほど早く通り抜けます。
この問題で狙われた罠:溶出順(沸点・極性)
無極性液相では沸点の低い順に出る。極性液相では極性の化合物が遅れて出る。
なぜ?
似たもの同士が引き合う(液相に長くとどまる)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)