問18
キャピラリーガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)移動相の流速には最適値がある。
- (2)カラムの内径が小さいほど、理論段数は大きくなる。
- (3)カラムの長さが長くなるほど、理論段数は大きくなる。
- (4)極性液相を用いると、極性官能基を有する化合物の溶出が早くなる。
- (5)無極性液相を用いると、飽和炭化水素化合物はほぼ沸点の低い順に溶出する。
正答 (4)
極性の液相(固定相)を用いると、極性官能基をもつ化合物は液相と強く引き合うので、カラムに長くとどまり、溶出が遅くなります。溶出が早くなるとする選択肢4は誤りです。
「似たもの同士は引き合う」ので、極性の液相は極性の化合物を、無極性の液相は無極性の化合物を長く保持します。無極性の液相では、飽和炭化水素はほぼ沸点の順に出てきます(選択肢5)。
この問題で狙われた罠:溶出順(沸点・極性)
無極性液相では沸点の低い順に出る。極性液相では極性の化合物が遅れて出る。
似たもの同士が引き合う(液相に長くとどまる)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)