作業環境測定士試験 過去問解説

定量下限と標準偏差

有機溶剤・原理・過去12回中4回、関連する論点が出題

原理

定量下限は、標準偏差の10倍、検出下限は3倍。標準偏差は、管理濃度の1/10相当の標準試料を、繰り返し測定して、測定値から求める。

定量下限 = 10σ、検出下限 = 3σ

この原理で解ける論点は4個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(4問)

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問15

ガスクロマトグラフ分析法の定量下限を求める次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)標準液を調製して検量線を作成する。
  2. (2)管理濃度の1/10倍の標準ガスを捕集して得られる最終試料濃度になるように調製した標準試料を分析する。
  3. (3)標準試料を5回以上繰り返し分析し、得られた測定濃度から標準偏差を求める。
  4. (4)標準偏差の10倍に相当する濃度を検出下限、標準偏差の3倍に相当する濃度を定量下限とする。
  5. (5)管理濃度の1/10倍濃度で得た最終試料液濃度が、分析機器の標準的な定量下限よりかなり高い場合は、定量下限は検量線作成時の最低濃度の標準液を用いて求めることが望ましい。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)

令和元年度 第1回(2019年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問8

ガスクロマトグラフ分析法の定量下限を求める次の手順のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)標準液を調製し、検量線を作成する。
  2. (2)管理濃度の1/10倍の標準ガスを捕集して得られる最終試料液濃度になるように調整した標準試料を調製する。
  3. (3)標準試料を5回繰り返し分析し、濃度を検量線から求める。
  4. (4)標準試料の測定濃度から標準偏差を求める。
  5. (5)標準偏差の3倍に相当する濃度を定量下限とする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)

平成30年度 第1回(2018年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問14

ガスクロマトグラフ分析法の検出下限及び定量下限を求める次の手順のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)管理濃度の1/10に相当する標準試料を調製する。
  2. (2)標準試料を5回分析し、濃度を検量線から求める。
  3. (3)標準試料の濃度の測定値から平均値と標準偏差を求める。
  4. (4)平均値の1/10の濃度を検出下限とする。
  5. (5)標準偏差の10倍の濃度を定量下限とする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)

平成28年度 第1回(2016年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問9

ガスクロマトグラフ分析法の検出下限及び定量下限を求める次の手順のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)管理濃度の1/10に相当する標準試料を調製する。
  2. (2)標準試料を5回分析し、濃度を検量線から求める。
  3. (3)標準試料の濃度の測定値から平均値と標準偏差を求める。
  4. (4)標準偏差の3倍に相当する濃度を検出下限とする。
  5. (5)標準偏差の5倍に相当する濃度を定量下限とする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)