問8
ガスクロマトグラフ分析法の定量下限を求める次の手順のうち、誤っているものはどれか。
- (1)標準液を調製し、検量線を作成する。
- (2)管理濃度の1/10倍の標準ガスを捕集して得られる最終試料液濃度になるように調整した標準試料を調製する。
- (3)標準試料を5回繰り返し分析し、濃度を検量線から求める。
- (4)標準試料の測定濃度から標準偏差を求める。
- (5)標準偏差の3倍に相当する濃度を定量下限とする。
正答 (5)
ガスクロマトグラフ分析法の定量下限は、管理濃度の1/10に相当する標準試料を、5回以上繰り返して分析し、標準偏差を求め、その10倍(10σ)に相当する濃度とします。「標準偏差の3倍に相当する濃度を定量下限とする」とする選択肢5は誤りです(3倍は、検出下限です)。同様の記述は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/似た記述を含めると4回(33%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (5)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:定量下限は標準偏差の10倍(3倍は検出下限)
ガスクロマトグラフ分析法の定量下限は、管理濃度の1/10に相当する標準試料を、5回以上繰り返して分析し、標準偏差を求め、その10倍(10σ)に相当する濃度とします。同様の記述は、令和7年度第1回にも出題されています(出題実績)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)