作業環境測定士試験 過去問解説

保持時間と溶出順(沸点・極性・温度)

有機溶剤・原理・過去12回中5回、関連する論点が出題

原理

カラム温度が高いほど、保持時間は短い。無極性カラムでは、沸点の低い順に溶出し、極性液相では、極性の高い物質の保持が強く、保持時間が長い。

この原理で解ける論点は3個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問13

ガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)カラムの長さが2倍になると、保持時間及び理論段数は共に約2倍になる。
  2. (2)通常、検出器の温度は、カラム温度より高く設定する。
  3. (3)カラムの分離能は、移動相の線速度の影響を受ける。
  4. (4)移動相と固定相との間の分配平衡は、速やかに成立する。
  5. (5)カラムの液相の膜厚が厚くなると、保持時間は短くなる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

平成27年度 第1回(2015年8月実施) 有機溶剤 得点必須A原理で解く

問13

キャピラリーカラムを用いたガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)内径が細いカラムの方が、単位長さ当たりの理論段数が大きい。
  2. (2)カラムの長さが2倍になると、保持時間及び理論段数はいずれも約2倍になる。
  3. (3)試料中の成分のカラム内の移動速度は、成分ごとに異なる。
  4. (4)移動相と固定相との分配平衡は、速やかに成立する。
  5. (5)カラムの液相の膜厚が厚くなると、保持時間は短くなる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)