水素化物発生法の還元
金属類・原理・過去12回中11回、関連する論点が出題
原理
ヒ素を、水素化ホウ素ナトリウムや亜鉛粉末で、還元して、水素化物(アルシン)にする。予備還元に、塩化スズ(Ⅱ)とヨウ化カリウム。
この原理で解ける論点は5個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(5問)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
金属類
得点必須S暗記で解く
水素化物発生原子吸光分析法によるヒ素の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。
- (2)ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。
- (3)水素化ホウ素ナトリウムと塩酸により試料を酸化して水素化物を発生させる。
- (4)発生する水素化物は、アルシンである。
- (5)水素化物を水素-アルゴン炎で加熱して原子化する。
正答 (3)
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸(または亜鉛末と酸)で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。「試料を酸化して」とする選択肢3は誤りです。
試料は石英繊維ろ紙に捕集し、標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶かして調製します。水素化物は、水素-アルゴン炎で加熱して原子化します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」(過去12回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
物質の表で解く:砒素およびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:水素化物発生法の還元(過去12回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中12回出題(出題確率100%)/同じ記述の出題:4回論点「試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。」
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:3回論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「発生する水素化物は、アルシンである。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「水素化物を水素-アルゴン炎で加熱して原子化する。」
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸(または亜鉛末と酸)で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
水素化物発生原子吸光分析法によるヒ素の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)石英繊維ろ紙に捕集した試料の加熱溶解には、硝酸と硫酸の混酸が用いられる。
- (2)試料液のヒ素を三価にする予備還元には、塩化スズ(Ⅳ)溶液とヨウ化カリウム溶液が用いられる。
- (3)水素化ヒ素の発生には、亜鉛粉末懸濁液が用いられる。
- (4)ヒ素の原子化には、水素-アルゴンフレームが用いられる。
- (5)ヒ素の標準原液は、三酸化二ヒ素を水酸化ナトリウム溶液に溶解した後、硫酸と塩酸を加えて調製する。
正答 (2)
水素化物発生原子吸光分析法では、試料液のヒ素を三価にする予備還元に、塩化スズ(Ⅱ)溶液と、ヨウ化カリウム溶液を使います。「塩化スズ(Ⅳ)溶液」とする選択肢2は誤りです。
石英繊維ろ紙に捕集した試料は、硝酸と硫酸の混酸で加熱溶解します。水素化ヒ素(アルシン)の発生には、亜鉛粉末懸濁液を使います。原子化には、水素-アルゴンフレームを使います。標準原液は、三酸化二ヒ素を水酸化ナトリウム溶液に溶かし、硫酸と塩酸を加えて調製します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「水素化物発生法の還元」(過去12回中11回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
物質の表で解く:砒素およびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:水素化物発生法の還元(過去12回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中12回出題(出題確率100%)/同じ記述の出題:7回論点「試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「試料液のヒ素を三価にする予備還元には、塩化スズ(Ⅱ)とヨウ化カリウムを用いる」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:3回論点「亜鉛粉末懸濁液は、水素化ヒ素の発生に用いる。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:5回論点「水素化ヒ素を加熱して原子化する。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:2回論点「ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
金属類
得点必須S原理で解く
水素化物発生原子吸光分析法によるヒ素の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)石英繊維ろ紙に捕集した試料の加熱溶解には、硝酸と硫酸の混酸が用いられる。
- (2)試料溶液のヒ素(Ⅴ)をヒ素(Ⅲ)に予備還元するために、塩化スズ(Ⅳ)が用いられる。
- (3)水素化ヒ素は、塩酸酸性溶液に亜鉛粉末を加えることで発生させる。
- (4)ヒ素の原子化には、水素-アルゴン炎が用いられる。
- (5)ヒ素の標準液は、三酸化二ヒ素を水酸化ナトリウムに溶解したのち、硫酸と塩酸を加えて調製する。
正答 (2)
水素化物発生原子吸光分析法では、試料溶液のヒ素(Ⅴ)をヒ素(Ⅲ)に予備還元するために、塩化スズ(Ⅱ)(とヨウ化カリウム)を使います。「塩化スズ(Ⅳ)」とする選択肢2は誤りです。同様の記述は、令和2年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
石英繊維ろ紙に捕集した試料は、硝酸と硫酸の混酸で加熱溶解します。水素化ヒ素は、塩酸酸性溶液に亜鉛粉末を加えて発生させます。原子化には、水素-アルゴン炎を使います。ヒ素の標準液は、三酸化二ヒ素を水酸化ナトリウムに溶解したのち、硫酸と塩酸を加えて調製します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「水素化物発生法の還元」(過去12回中11回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
物質の表で解く:砒素およびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:水素化物発生法の還元(過去12回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中12回出題(出題確率100%)/同じ記述の出題:7回論点「試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:1回論点「試料液のヒ素を三価にする予備還元には、塩化スズ(Ⅱ)とヨウ化カリウムを用いる」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「亜鉛粉末懸濁液は、水素化ヒ素の発生に用いる。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「水素化ヒ素を加熱して原子化する。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:2回論点「ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
金属類
得点必須S暗記で解く
水素化物発生原子吸光分析法によるヒ素の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。
- (2)ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。
- (3)水素化ホウ素ナトリウムと塩酸により試料を酸化して水素化ヒ素を発生させる。
- (4)発生する水素化物は、アルシンである。
- (5)水素化ヒ素を加熱して原子化する。
正答 (3)
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。「試料を酸化して」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、令和5年度第1回にも出題されています(出題実績)。
試料の捕集には、石英繊維ろ紙を使います。ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製します。発生する水素化物は、アルシンです。水素化ヒ素を加熱して原子化します。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」(過去12回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
物質の表で解く:砒素およびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:水素化物発生法の還元(過去12回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中12回出題(出題確率100%)/同じ記述の出題:4回論点「試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。」
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:3回論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「発生する水素化物は、アルシンである。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:1回論点「水素化ヒ素を加熱して原子化する。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸(または亜鉛末と酸)で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
金属類
得点必須S暗記で解く
水素化物発生原子吸光分析法によるヒ素の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。
- (2)ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。
- (3)水素化ホウ素ナトリウムと塩酸により試料を酸化して水素化ヒ素を発生させる。
- (4)発生する水素化物は、アルシンである。
- (5)原子化には、電気加熱炉を用いることができる。
正答 (3)
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。「試料を酸化して」とする選択肢3は誤りです。同様の記述は、平成29年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
試料の捕集には、石英繊維ろ紙を使います。ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製します。発生する水素化物は、アルシンです。原子化には、電気加熱炉を使えます。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」(過去12回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
物質の表で解く:砒素およびその化合物(ガイドブックの物質別各論)
原理から解く:水素化物発生法の還元(過去12回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中12回出題(出題確率100%)/同じ記述の出題:4回論点「試料の捕集には、石英繊維ろ紙を用いる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「ヒ素標準液は、酸化ヒ素(Ⅲ)をアルカリ溶液に溶解して調製する。」
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中9回出題(出題確率75%)/同じ記述の出題:3回論点「水素化ヒ素の発生に、水素化ホウ素ナトリウムを使う。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「発生する水素化物は、アルシンである。」原理「水素化物発生法の還元」:全12回中11回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:2回論点「原子化には、電気加熱炉を用いることができる。」原理「フレームの種類と原子化」:全12回中11回出題
水素化物発生原子吸光分析法では、ヒ素(Ⅲ)を、水素化ホウ素ナトリウムと塩酸(または亜鉛末と酸)で還元して、水素化ヒ素(アルシン)を発生させます。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)