作業環境測定士試験 過去問解説

水溶液の酸性・塩基性

労働衛生一般・原理・過去23回中2回、関連する論点が出題

原理

酸性の水溶液(塩化水素水=塩酸、硫化水素の水溶液は弱酸性)、塩基性の水溶液(アンモニア水)。フェノール類は、弱い酸性を示す。

この原理で解ける論点は4個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(2問)

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 労働衛生一般 失点やむなしD初見

問5

化学物質等の性質及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)空気中に浮遊する粉じんは、粒径が同じであれば密度が小さくなるほど、沈降速度は遅くなる。
  2. (2)一定量の気体の体積は、圧力に反比例し、絶対温度に比例する。
  3. (3)クロロホルムの蒸気密度はキシレンの蒸気密度より大きく、また、25℃における蒸気圧はキシレンの蒸気圧より大きい。
  4. (4)テトラヒドロフランの極性は、テトラクロロエチレンの極性より大きい。
  5. (5)クレゾールは、水に溶けるとアルカリ性を示す。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和7年度 第1回(2025年8月実施) 労働衛生一般 失点やむなしD初見

問5

化学物質とその水溶液等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)塩化水素は、水、メタノール、エタノールに易溶で、水溶液を塩酸といい、皮膚腐食性や眼に対する重篤な損傷性がある。
  2. (2)硫化水素の水溶液を硫酸といい、高濃度のものが皮膚に接触すると化学熱傷を生じる。
  3. (3)二酸化炭素の水溶液を炭酸水といい、弱酸性を示し、また、1気圧下で気体の二酸化炭素の温度を下げていくと、液体とはならず固体であるドライアイスとなる。
  4. (4)水酸化カルシウムの飽和水溶液を石灰水といい、強いアルカリ性を示し、皮膚や粘膜、眼の角膜や結膜を損傷させる。
  5. (5)ホルムアルデヒドを40%程度含む水溶液をホルマリンといい、通常、ホルムアルデヒドの重合防止のためメタノールが加えられており、防腐剤などとして利用される。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)