問5
化学物質とその水溶液等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩化水素は、水、メタノール、エタノールに易溶で、水溶液を塩酸といい、皮膚腐食性や眼に対する重篤な損傷性がある。
- (2)硫化水素の水溶液を硫酸といい、高濃度のものが皮膚に接触すると化学熱傷を生じる。
- (3)二酸化炭素の水溶液を炭酸水といい、弱酸性を示し、また、1気圧下で気体の二酸化炭素の温度を下げていくと、液体とはならず固体であるドライアイスとなる。
- (4)水酸化カルシウムの飽和水溶液を石灰水といい、強いアルカリ性を示し、皮膚や粘膜、眼の角膜や結膜を損傷させる。
- (5)ホルムアルデヒドを40%程度含む水溶液をホルマリンといい、通常、ホルムアルデヒドの重合防止のためメタノールが加えられており、防腐剤などとして利用される。
正答 (2)
硫化水素の水溶液は「硫化水素水」で、弱い酸性を示します。硫酸は、三酸化硫黄が水と反応してできる別の物質(H₂SO₄)なので、選択肢2は誤りです。
名前が似ていても、硫化水素(H₂S)と硫酸(H₂SO₄)はまったく別の物質です。硫化水素は、主に吸入による中毒(呼吸麻痺など)が問題になります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)