原子吸光は基底状態の原子の光吸収
分析に関する概論・原理・過去23回中16回、関連する論点が出題
原理
フレーム中の原子の大部分は、基底状態にあるので、原子吸光は、基底状態の原子が、光を吸収することを利用する。
この原理で解ける論点は5個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(7問)
令和7年度 第1回(2025年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
フレーム原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料溶液がフレームに導入される。
- (2)フレーム中でイオン化した目的元素が光源からの共鳴線を吸収する。
- (3)光源光がフレームを通過する位置により吸光度が異なる。
- (4)光源には、中空陰極ランプが用いられる。
- (5)定量は、検量線法により行われる。
正答 (2)
フレーム原子吸光分析法では、フレームの中で原子化された目的元素の、基底状態の中性原子が、光源からの共鳴線を吸収します。イオン化した原子が吸収するのではないので、選択肢2は誤りです。
イオン化すると、原子とは違う波長の光しか吸収しなくなるため、感度が下がります。イオン化しやすいアルカリ金属などでは、イオン化を抑える試薬を加えることがあります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:初見の選択肢ですが、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、解けます。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「試料溶液がフレームに導入される。」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中1回出題(出題確率4%)論点「フレーム中でイオン化した目的元素が光源からの共鳴線を吸収する。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「光源光がフレームを通過する位置により吸光度が異なる。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:3回論点「光源には中空陰極ランプが用いられる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
- (5)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:1回論点「定量は、検量線法で行う。」
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)
令和2年度 第1回(2020年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
フレームを用いる金属の原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光源からは、金属原子の共鳴線が放射される。
- (2)試料溶液中の金属イオンは、フレーム中で原子化される。
- (3)原子化された金属のうち、励起状態にある原子だけが共鳴線を吸収する。
- (4)定量は、金属の標準溶液を用いた検量線法で行う。
- (5)試料溶液中の塩濃度が高い場合に生じるバックグラウンド吸収の補正には、光源に重水素放電管を用いたときの吸光度を用いることができる。
正答 (3)
フレーム原子吸光分析法で共鳴線を吸収するのは、基底状態にある原子です。フレームの中の原子のほとんどは基底状態にあり、それが光源の共鳴線を吸収します。「励起状態にある原子だけ」とする選択肢3は誤りです。
令和8年度第1回・令和5年度第2回にも、基底状態の原子が吸収する、という論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「光源からは、金属原子の共鳴線が放射される。」
- (2)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「試料溶液中の金属イオンは、フレーム中で原子化される。」
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「光の吸収は、励起状態の原子によって起こる。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (4)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:1回論点「定量は、検量線法で行う。」
- (5)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:1回論点「重水素放電管はバックグラウンドの補正に用いられる。」原理「バックグラウンド補正」:全23回中5回出題
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)
令和元年度 第2回(2020年2月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
フレーム原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光の吸収は、励起状態の原子によって生じる。
- (2)主として、金属元素の定量に用いられる。
- (3)吸収層が長いほど、吸光度が大きくなる。
- (4)フレームの種類により感度が変化する。
- (5)中空陰極ランプは、光源として用いられる。
正答 (1)
原子吸光分析法で光を吸収するのは、基底状態の原子です。励起状態の原子とする選択肢1は誤りです。
令和2年度第1回にも、同じ論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:2回論点「光の吸収は、励起状態の原子によって起こる。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (2)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「主として、金属元素の定量に用いられる。」
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:3回論点「吸収層が長いほど大きくなる。」
- (4)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:3回論点「フレームの種類により感度が変化する。」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:6回論点「光源には中空陰極ランプが用いられる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)
平成30年度 第2回(2019年2月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
フレームを用いる原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)中空陰極ランプは、光源として用いられる。
- (2)フレームの種類により感度が変化する。
- (3)主として、金属元素の定量に用いられる。
- (4)励起状態の原子による吸光を測定する。
- (5)噴霧室では、噴霧された試料のうち大きい粒子が除かれる。
正答 (4)
原子吸光分析法で光を吸収するのは、基底状態の原子です。励起状態の原子とする選択肢4は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:6回論点「光源には中空陰極ランプが用いられる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
- (2)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:3回論点「フレームの種類により感度が変化する。」
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「主として、金属元素の定量に用いられる。」
- (4)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「励起された原子の吸光を測定する。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (5)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「噴霧室では、噴霧された試料のうち大きい粒子が除かれる。」
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第2回・2019年2月実施)
平成29年度 第2回(2018年2月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)光の吸収は、励起状態の原子によって起こる。
- (2)中空陰極ランプは、光源として用いられる。
- (3)主として、金属元素の定量に用いられる。
- (4)吸光度は、吸収層の原子の濃度に比例する。
- (5)フレームの種類によって、感度が異なる。
正答 (1)
原子吸光分析法で光を吸収するのは、基底状態の原子です。励起状態の原子とする選択肢1は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:2回論点「光の吸収は、励起状態の原子によって起こる。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:6回論点「光源には中空陰極ランプが用いられる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「主として、金属元素の定量に用いられる。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中7回出題(出題確率30%)/同じ記述の出題:2回論点「吸光度は、光路長に比例する。」原理「ランベルト・ベールの法則」:全23回中12回出題
- (5)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:1回論点「フレームの種類により感度が変化する。」
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
金属の原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料溶液中の測定対象金属を気体状の原子にして測定する。
- (2)中空陰極ランプの陰極は、測定対象金属と同一の金属又はその合金からできている。
- (3)励起状態である測定対象金属の光の吸収を測定する。
- (4)吸光度は、試料溶液中の測定対象金属の濃度に比例する。
- (5)吸光度は、燃料ガスと助燃ガスの組成により変化する。
正答 (3)
原子吸光分析法で光を吸収するのは、基底状態の原子です。励起状態とする選択肢3は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「吸光度は、試料溶液中の測定対象金属の濃度に比例する。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「中空陰極ランプの陰極には、測定対象金属と同一の金属が用いられている」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
- (3)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「光の吸収は、励起状態の原子によって起こる。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
- (4)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「吸光度は、試料溶液中の測定対象金属の濃度に比例する。」
- (5)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「吸光度は、燃料ガスと助燃ガスの組成により変化する。」
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S原理で解く
フレームを用いる原子吸光分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の吸引速度により感度が変化する。
- (2)中空陰極ランプは、光源として用いられる。
- (3)フレームの種類により感度が変化する。
- (4)主として、金属元素の定量に用いられる。
- (5)励起された原子の吸光を測定する。
正答 (5)
原子吸光分析法で光を吸収するのは、基底状態の原子です。励起された原子の吸光を測定するとする選択肢5は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」(過去23回中16回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:原子吸光は基底状態の原子の光吸収(過去23回中16回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「試料の吸引速度により感度が変化する。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:6回論点「光源には中空陰極ランプが用いられる。」原理「原子吸光の光源は線光源」:全23回中14回出題
- (3)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:3回論点「フレームの種類により感度が変化する。」
- (4)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「主として、金属元素の定量に用いられる。」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「励起された原子の吸光を測定する。(誤りの記述)」原理「原子吸光は基底状態の原子の光吸収」:全23回中16回出題
原子吸光では、基底状態の原子が共鳴線を吸収する。励起原子やイオンではなく、発光を測る方法でもない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)