問6
ガスクロマトグラフ分析法で、ある化合物をカラムA を用いて測定したときと、カラム B を用いて測定したときの保持時間が同じであった。カラム A の理論段数が 5000 、カラム B の理論段数が 9000 の場合、カラム B におけるピーク幅(WB)とカラム A におけるピーク幅(WA)の比(WB/WA)の値として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。
- (1)0.38
- (2)0.56
- (3)0.75
- (4)1.34
- (5)1.80
正答 (3)
ピーク幅 W と理論段数 n、保持時間 tR の関係は、n =(4tR/W)² です。同じ化合物で、保持時間が同じなら、
W = 4tR/√n
となるので、W は √n に反比例します。
WB/WA = √(nA/nB)= √(5000/9000)= √0.556 ≒ 0.75
よって(3)です。
(参考:『機器分析の実務』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:この形式の問題(計算問題)は、全12回中4回出題されており、解き方を押さえれば、確実に得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(計算問題):全12回中4回出題(出題確率33%)
この問題のひっかけパターン:理論段数の異なるカラムでのピーク幅の比の計算
ピーク幅 W は理論段数の平方根に反比例する。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)