問5
吸光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)感度は、モル吸光係数が大きいほど高い。
- (2)吸光度は、値が大きいほど測定誤差が小さい。
- (3)セルの光路長が長くなると、吸光度は大きくなる。
- (4)測定誤差は、透過率が37%付近で最小となる。
- (5)測定誤差は、吸光度が0.43付近で最小となる。
正答 (2)
吸光度の測定誤差は、透過率が約37%(吸光度が約0.43)のときに最小になります。吸光度が大きすぎると、透過光が弱くなって、測定誤差が大きくなります。「吸光度は、値が大きいほど測定誤差が小さい」とする選択肢2は誤りです。
感度は、モル吸光係数が大きいほど高くなります。セルの光路長が長くなると、吸光度は大きくなります。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (2)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:吸光度の誤差が最小になるのは約0.4(透過率約37%)
吸光度の測定誤差は、透過率が約37%(吸光度が約0.43)のときに最小になります。吸光度が大きすぎると、透過光が弱くなって、測定誤差が大きくなります。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)