作業環境測定士試験 過去問解説

フィルターの透明化はアセトン蒸気(トリアセチン蒸気ではない)

ランクB 鉱物性粉じん・2回出題

正しい理解

メンブランフィルターは、アセトン・トリアセチン法で透明にします。アセトンの蒸気でフィルターを透明にしたあと、トリアセチンを滴下して屈折率を合わせます。

このひっかけパターンが出た問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問19

石綿粉じんの捕集及び分析に用いるセルローズエステルメンブランフィルターに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)フィルターのごく表面に粒子が捕集されるので、顕微鏡で計数するのに都合が良い。
  2. (2)フィルターの孔径は、水の表面張力を利用したバブルポイントテスト法によって求められた値である。
  3. (3)フィルターの屈折率はおよそ 1.5であり、同程度の屈折率の不揮発性の液に浸すと透明になり、粒子が計数しやすくなる。
  4. (4)フィルターの透明化には、トリアセチン蒸気が用いられる。
  5. (5)格子(グリッド)の入ったフィルターを用いると検鏡の際、採じん面を容易に特定できるという利点があるが、細い繊維が格子の線に重なると見えにくいという欠点もある。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

平成29年度 第1回(2017年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問19

石綿粉じんの試料の採取及び測定に用いるセルローズエステルメンブランフィルターに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)フィルターのポアサイズは、水の表面張力を利用したバブルポイントテスト法によって測定した値である。
  2. (2)屈折率は、クリソタイルとほぼ等しい1.5である。
  3. (3)フィルターには、格子(グリッド)が印刷されているものがあり、これを用いれば検鏡の際、採じん面を容易に特定しやすいという利点がある。
  4. (4)フィルターの透明化には、トリアセチン蒸気が用いられる。
  5. (5)捕集率は、粒径0.3μmの粒子に対して99%以上である。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)