問3
有害物質の A 測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定点と測定点の間隔は、6 mを超えない等間隔であれば、縦方向と横方向は異なってもよい。
- (2)2年間にわたって第1管理区分であった単位作業場所では、測定点の数を5未満とすることができる。
- (3)測定点の数を5未満とすることができる単位作業場所でも、各測定点で繰り返し測定を行うことによって、測定値の総数は5以上とする。
- (4)過去に実施した作業環境測定の記録により、測定値の幾何標準偏差がおおむね 1.2 以下であることが明らかであって、かつ、施設又は作業工程等の変更がない場合は、有害物質の濃度がほぼ均一であるとみなすことができる。
- (5)測定点の数が多く、1作業日中にサンプリングを終了できない場合は、単位作業場所の範囲を更に幾つかの単位作業場所に区分けし、測定点の数が1日にサンプリング可能な数より多くならないようにする。
正答 (2)
A 測定の測定点を5未満にできるのは、単位作業場所が著しく狭く、かつ濃度がほぼ均一であることが明らかな場合です。過去に第1管理区分が続いていたことは、測定点を減らす理由にはならないので、選択肢2は誤りです。
濃度がほぼ均一かどうかは、過去の測定記録で幾何標準偏差がおおむね 1.2 以下であることなどで判断します(選択肢4)。「管理区分が良かった」と「濃度が均一」は別のことです。
この問題で狙われた罠:測定点を5未満にできる条件と測定値総数5
「著しく狭い」かつ「濃度がほぼ均一」の両方を満たすときだけ測定点を5未満にできる。その場合も繰り返し測定で測定値の総数は5以上。
なぜ?
評価値(幾何平均・幾何標準偏差)を計算するには最低5個のデータが必要だから。過去の管理区分は条件にならない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)