塩素化ビフェニル(PCB)
特定化学物質・物質別まとめ・過去12回中5回、問題に登場
測定方法(捕集法-分析法)
| 方法 | 捕集材など | 脱着・抽出 | 検出・装置 | 波長 | 参照 |
| 液体捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 |
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p.197〜201 |
| 固体捕集法-ガスクロマトグラフ分析法 |
ろ紙、フロリジル |
ヘキサン |
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p.201〜205 |
出典:『ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)』の物質別各論。この物質の表の値は、ガイドブックの本文から機械的に拾ったもので、未確認です(抜けや誤りがあります)。ページ(参照)で、本文を確認してください。
この物質が登場した過去問(7問・5回)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
吸光光度分析法で測定する場合に、ジアゾカップリング反応による発色を利用する物質は次のうちどれか。
- (1)塩素化ビフェニル
- (2)オーラミン
- (3)p-ニトロクロロベンゼン
- (4)p-ジメチルアミノアゾベンゼン
- (5)ニトログリコール
正答 (3)
p-ニトロクロロベンゼンは、亜鉛末と塩酸でニトロ基をアミノ基に還元し、亜硝酸ナトリウムでジアゾ化したあと、カップリング試薬と反応させる、ジアゾカップリング反応で発色させます。よって(3)です。
オーラミンは、それ自体が色素なので、発色操作を行いません。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和3年度 第1回(2021年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
固体捕集法に用いられる捕集剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)シリカゲルは、活性炭と比べて、極性が小さい物質の捕集に適している。
- (2)ベンゼンの捕集には、活性炭を用いる。
- (3)β- プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを用いる。
- (4)塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。
- (5)ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が小さい。
正答 (1)
シリカゲルは、活性炭と比べて、極性が大きい物質の捕集に適した捕集剤です。「極性が小さい物質の捕集に適している」とする選択肢1は誤りです。活性炭は、無極性の物質の捕集に適しています。
ベンゼンの捕集には、活性炭を使います。β-プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを使います。塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを使います。ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が小さいです。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(初見):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「シリカゲルは、活性炭と比べて、極性が小さい物質の捕集に適している(誤りの記述)」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ベンゼンの捕集には、活性炭を用いる。」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「β-プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを用いる。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が小さい」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析法に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、不適切なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ |
| (1) | アクリルアミド | アルカリ熱イオン化検出器(FTD) |
|---|
| (2) | 塩化ビニル | 水素炎イオン化検出器(FID) |
|---|
| (3) | 塩素化ビフェニル(PCB) | 電子捕獲検出器(ECD) |
|---|
| (4) | o-フタロジニトリル | 質量分析器(MS) |
|---|
| (5) | ジクロロメタン | 炎光光度検出器(FPD) |
正答 (5)
ジクロロメタンは、ハロゲンを含む化合物ですが、ガスクロマトグラフでは、水素炎イオン化検出器(FID)などで分析します。炎光光度検出器(FPD)は、リンや硫黄を含む化合物に選択性がある検出器なので、ジクロロメタンとの組合せは不適切です。よって(5)です。
アクリルアミドはFTD、塩化ビニルはFID、塩素化ビフェニル(PCB)はECD、o-フタロジニトリルは質量分析器で、適切な組合せです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(穴埋め・組合せの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
特定化学物質
余裕があれば得点C暗記で解く
固体捕集法に用いられる捕集剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)アクリロニトリルの捕集には、シリカゲルを用いる。
- (2)ベンゼンの捕集には、活性炭を用いる。
- (3)β-プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを用いる。
- (4)塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。
- (5)ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が大きい。
正答 (5)
ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が小さい捕集剤です。「大きい」とする選択肢5は誤りです。同様の記述は、令和3年度第1回にも出題されています(出題実績)。
アクリロニトリルの捕集には、シリカゲルを使います。ベンゼンの捕集には、活性炭を使います。β-プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを使います。塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを使います。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「アクリロニトリルの捕集には、シリカゲルを用いる。」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ベンゼンの捕集には、活性炭を用いる。」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「β-プロピオラクトンの捕集には、ポーラスポリマービーズを用いる。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:2回論点「塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。」
- (5)誤った記述正答(過去に1回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「ポーラスポリマービーズは、活性炭と比べて、有機化合物の蒸気に対する捕集容量が小さい」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
特定化学物質
何とか得点B物質の表で解く
環境空気中の測定対象物質の捕集法及び分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩素化ビフェニル(PCB)を、液体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
- (2)ヨウ化メチルを、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
- (3)o-トリジンを、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (4)クロロメチルメチルエーテルを、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する。
- (5)ベンゾトリクロリドを、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する。
正答 (4)
クロロメチルメチルエーテルは、蒸気状の物質(沸点約59℃)なので、粒子を捕るろ過捕集法には向きません。固体捕集法や液体捕集法で捕集します。「ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する」とする選択肢4は誤りです。
塩素化ビフェニル(PCB)は液体捕集法、ヨウ化メチルは直接捕集法、o-トリジンは液体捕集法、ベンゾトリクロリドは固体捕集法で捕集します。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(C・D測定編)』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、物質別の暗記リスト(ガイドブックの物質別各論の表)の物質「クロロメチルメチルエーテル」から、解けるからです。過去の出題が少なくても、表を押さえておけば、得点できます。
物質の表で解く:クロロメチルメチルエーテル(ガイドブックの物質別各論)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「塩素化ビフェニル(PCB)の捕集には、フロリジルを用いる。」
- (2)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ヨウ化メチルを、直接捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
- (3)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「o-トリジンを、液体捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する」
- (4)誤った記述正答(物質の表で解ける):全12回中1回出題(出題確率8%)論点「クロロメチルメチルエーテルを、ろ過捕集法により捕集し、吸光光度分析法により測定する(誤りの記述)」
- (5)正しい記述:全12回中2回出題(出題確率17%)論点「ベンゾトリクロリドを、固体捕集法により捕集し、ガスクロマトグラフ分析法により測定する」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
失点やむなしD初見
吸光光度分析法で測定する場合に、ジアゾカップリング反応による発色を利用する物質は次のうちどれか。
- (1)塩素化ビフェニル
- (2)オーラミン
- (3)コールタール
- (4)3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン
- (5)ニトログリコール
正答 (4)
ジアゾカップリング反応で発色させるのは、芳香族アミンです。芳香族アミンは、亜硝酸ナトリウムでジアゾ化され、カップリング試薬と反応して、アゾ色素をつくります。3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)は、アミノ基をもつ芳香族アミンなので、この反応を利用します。よって(4)です。
塩素化ビフェニルとコールタールは、ガスクロマトグラフ分析法や重量分析法、オーラミンは、それ自体が色素なので、発色操作が不要です。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:この形式の問題(選択肢が物質名などの問題)は、過去の出題がなく、初見です。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- この形式の問題(選択肢が物質名などの問題):全12回中1回出題(出題確率8%)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)
平成27年度 第1回(2015年8月実施)
特定化学物質
得点必須S原理で解く
特定化学物質Ⓐとそのガスクロマトグラフ分析法に用いる検出器Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- (1)アクリルアミド炎光光度検出器(FPD)
- (2)アクリロニトリルアルカリ熱イオン化検出器(FTD)
- (3)塩素化ビフェニル電子捕獲検出器(ECD)
- (4)o-フタロジニトリル質量分析器(MS)
- (5)臭化メチル水素炎イオン化検出器(FID)
正答 (1)
アクリルアミドのガスクロマトグラフ分析法では、検出器に、アルカリ熱イオン化検出器(FTD)を使います(窒素を含む化合物に高感度です)。炎光光度検出器(FPD)は、リンや硫黄を含む化合物に選択性のある検出器なので、組合せは誤りです。選択肢1は誤りです。同様の記述は、令和6年度第1回などにも出題されています(出題実績)。
アクリロニトリルはFTD、塩素化ビフェニルはECD、o-フタロジニトリルは質量分析器、臭化メチルはFIDで、適切な組合せです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)