問14
酸素欠乏症及び硫化水素中毒等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)空気中の酸素濃度が 16 % 以下になると、脈拍や呼吸数の増加、吐き気 、耳鳴りなどの症状が現れる。
- (2)酸素欠乏症の重症度には、作業者がその環境に滞在した時間や作業者の身体活動の激しさが影響する。
- (3)硫化水素は、腐卵臭を有する黄色の気体で、その比重は空気より大きいため、低いところにたまりやすい。
- (4)硫化水素は、粘膜の水分に溶け、眼、気道、皮膚粘膜を刺激する。
- (5)硫化水素による脳神経への影響は、700 ppm程度以上の高濃度で生じるとされている。
正答 (3)
硫化水素は、腐卵臭をもつ無色の気体です。黄色とする選択肢3は誤りです。空気より重く、低い場所にたまりやすい点は正しい記述です。
色のある気体として出題されやすいのは、塩素(黄緑色)や二酸化窒素(赤褐色)です。硫化水素は色がないうえ、高濃度では嗅覚が麻痺してにおいも分からなくなるので、測定器で確かめることが欠かせません。
この問題で狙われた罠:硫化水素の性質と健康影響
硫化水素は無色・腐卵臭で空気より重く、高濃度では嗅覚が麻痺する。主な障害は呼吸麻痺など。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)