問8
有害物質の物性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)作業環境における粉じん中の遊離けい酸は、石英が大部分である。
- (2)ヒュームの一次粒子は、不規則な形状をしたものよりも球形のものが多い。
- (3)シアン化水素の蒸気密度は、空気より大きい。
- (4)ホルムアルデヒドは、常温・常圧(25℃、1気圧)において気体であり、水に易溶である。
- (5)N,N-ジメチルホルムアミドは、水に任意の割合で溶解する。
正答 (3)
シアン化水素(HCN)の分子量は 27 で、空気の平均分子量(約 29)より小さいので、蒸気密度は空気より小さくなります。選択肢3は誤りです。
気体の密度は分子量で比べます。令和5年度第2回では、同じく分子量の小さいフッ化水素が出題されています。
この問題で狙われた罠:蒸気の密度(空気より重いか)
空気の平均分子量(約29)と比べる。多くの有機溶剤は重く床付近にたまる。フッ化水素(20)やシアン化水素(27)は軽い。
なぜ?
同じ温度・圧力なら気体の密度は分子量に比例する。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)