問14
電離放射線及びその生体影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)X線及びγ線のうち、波長が 10 nm 程度以上の低エネルギーのものをX線、それより高エネルギーのものをγ線と呼ぶ。
- (2)α線、β線及びγ線の中で、透過力が最も強いものはγ線である。
- (3)しきい値は、確定的影響には存在するが、確率的影響には存在しないとされる。
- (4)放射線宿酔は、急性影響であり、かつ、確定的影響である。
- (5)再生不良性貧血は、晩発影響である。
正答 (1)
X 線と γ 線は、波長(エネルギー)の大きさで区別されるのではなく、発生のしかたで区別されます。原子核の外(電子の状態の変化など)から出るものが X 線、原子核から出るものが γ 線です。選択肢1は誤りです。
X 線と γ 線は波長の範囲が重なっていて、同じ波長の X 線と γ 線もあります。
この問題で狙われた罠:放射線の種類と性質
β線は電子の粒子線。X線とγ線は発生のしかたで区別する。透過力はγ線、電離作用はα線が最大。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)