問16
電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)電離放射線は、電磁波と粒子線に大別され、X 線や γ 線は電磁波、α 線、β 線、中性子線は粒子線である。
- (2)α 線、β 線及び γ 線の中で、透過力が最も弱いものは α 線である。
- (3)ガスクロマトグラフの検出器である ECD は、コバルト 60 から放出される β 線を利用したものが一般的である。
- (4)白血病は、晩発障害に分類される確率的影響で、しきい値がなく、被ばく線量の増加に伴って発生率が増加する。
- (5)皮膚と神経を比べると、皮膚の方が放射線感受性が高い。
正答 (3)
ガスクロマトグラフの電子捕獲検出器(ECD)は、一般に ニッケル63 から放出される β 線を利用しています。コバルト60 とする選択肢3は誤りです。
コバルト60 は γ 線の線源として、非破壊検査(ガンマ線透過写真)などに使われる核種です。
この問題で狙われた罠:放射線の種類と性質
β線は電子の粒子線。X線とγ線は発生のしかたで区別する。透過力はγ線、電離作用はα線が最大。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)