問6
鉱物性粉じん等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)アーク溶接作業で発生するヒュームの主成分は、一般に、酸化鉄である。
- (2)粉じん粒子の空気力学相当径とは、その粒子と同じ終末沈降速度をもつ密度 1 g/cm³ の球形粒子の直径である。
- (3)鉱物性粉じんに含まれる遊離けい酸は、胸膜の中皮腫を生じさせる。
- (4)アルミニウムや炭素を含む粉じんは、じん肺を起こすことがある。
- (5)吸入性粉じんの捕集には、空気力学相当径 4 µm の粉じん粒子を 50 %透過する性能を有する分粒装置を用いる。
正答 (3)
胸膜の中皮腫を起こすのは石綿です。遊離けい酸は、肺を線維化させてけい肺を起こす物質で、中皮腫の原因ではないので、選択肢3は誤りです。
遊離けい酸はけい肺(じん肺)、石綿は石綿肺・肺がん・中皮腫、と原因物質と病気を対で覚えましょう。
この問題で狙われた罠:空気力学相当径の意味
空気力学相当径は、同じ沈降速度を持つ密度1g/cm³の球の直径。顕微鏡では求められない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)