問13
光散乱方式の相対濃度計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)吸引流量を大きくすると、相対濃度も大きくなる傾向がある。
- (2)質量濃度(C)、相対濃度(R)及び質量濃度変換係数(K)の関係は、C = R × K で表される。
- (3)感度校正には、粒径 0.3 µm のステアリン酸粒子が用いられる。
- (4)同じ個数濃度であれば、粒径 5 µm の粉じん粒子の散乱強度は、粒径0.3 µm の粉じん粒子の散乱強度より大きい。
- (5)同じ質量濃度であれば、粒径 5 µm の粉じん粒子の散乱強度は、粒径0.3 µm の粉じん粒子の散乱強度より小さい。
正答 (1)
光散乱方式の相対濃度計の指示値は、検出部を通る空気の中の粉じんの濃度で決まるので、吸引流量によってはほとんど変わりません。「吸引流量を大きくすると相対濃度も大きくなる」とする選択肢1は誤りです。
令和5年度第1回では、指示値は吸引流量に影響されない、という正しい記述として出題されています。
この問題で狙われた罠:吸引流量と相対濃度
光散乱方式の相対濃度は、吸引流量が変わってもほぼ変わらない。
なぜ?
光が当たる空間にある粒子の濃度を見ているため、通過する空気の量ではない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)