問14
光散乱方式の相対濃度計による測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)相対濃度計の測定値は、試料空気の吸引流量が低下すると単位時間あたりに取り込まれる粉じん粒子が減少するので、小さくなる。
- (2)相対濃度計の測定値は、気温や相対湿度の影響をほとんど受けない。
- (3)粒子の組成と粒径分布が一定で、濃度に変動がなければ、相対濃度計で得られたカウント数は、測定時間に比例する。
- (4)質量濃度(C)、相対濃度(R)及び質量濃度変換係数(K)の関係は、C = R × K で表される。
- (5)質量濃度が同じであれば、粒径 0.3 µmの粉じん粒子の散乱光強度は、粒径 5 µmの粉じん粒子の散乱光強度より大きい。
正答 (1)
光散乱方式の相対濃度計は、検出部の中を通る空気に含まれる粉じんの濃度に応じた散乱光を測る装置です。吸引流量が多少低下しても、検出部の中の粉じんの濃度は変わらないので、測定値は小さくなりません。選択肢1は誤りです。
相対濃度計が測っているのは、空気中の粉じんの「量」ではなく「濃度」です。流量が変わると捕集される量は変わりますが、濃度は変わりません。
現在、管理者にて確認中「吸引流量が多少低下しても指示値は小さくならない」と説明しています。装置の仕組みとして正しいか確認中です。
この問題で狙われた罠:吸引流量と相対濃度
光散乱方式の相対濃度は、吸引流量が変わってもほぼ変わらない。
なぜ?
光が当たる空間にある粒子の濃度を見ているため、通過する空気の量ではない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)