問12
液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ミゼットインピンジャーによる粒子状物質の捕集では、吸引流量を3 L・min⁻¹ 前後とする。
- (2)バブラーによるガス状物質の捕集では、気泡が小さいほど捕集率は高くなる。
- (3)小型ガス吸収管による有機溶剤など揮発性物質の捕集では、捕集液の温度が低いほど捕集率は高くなる。
- (4)真空捕集びんは、13.3 kPa 以下の圧力に減圧してから使用する。
- (5)真空捕集びんのコックには、グリースの使用は避ける。
正答 (4)
真空捕集びんは、1.33 kPa 以下に減圧してから使用します。13.3 kPa とする選択肢4は、桁が違うので誤りです。
減圧が不十分だと、びんの中に残った空気で試料が薄まり、十分な量の試料も採れません。令和7年度第2回でも、1.33 kPa 以下が正しい記述として出題されています。
この問題で狙われた罠:真空捕集びん・捕集袋
真空捕集びんは1.33kPa以下に減圧して使う。捕集袋は水や洗剤で洗わず、清浄空気で置換して再使用する。
なぜ?
残った空気は試料の希釈誤差になる。水や洗剤は袋に残って汚染源になる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)