問13
液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)小型ガス吸収管による有機溶剤などの揮発性物質の捕集では、捕集液の温度が低いほど捕集率は高くなる。
- (2)ミゼットインピンジャーによる粒子状物質の捕集は、慣性衝突効果によるものである。
- (3)液体捕集法では、試料空気採取により捕集液量が減少した場合には、採取した液に減少分の捕集液を追加して試料液とする。
- (4)直接捕集法で用いる真空捕集瓶は、捕集瓶内を 1.33 kPa以下に減圧しやすい1 L 以下の容積のものを使用する。
- (5)直接捕集法で用いる捕集袋は、使用前には袋に窒素又は清浄空気を送入し、気密性や接続部に漏れの無いことを確認しておく必要がある。
正答 (4)
直接捕集法で用いる真空捕集びんは、1.33 kPa 以下に減圧して使いますが、容積を1 L 以下に限るという決まりはありません。分析に必要な試料の量に応じた容積のものを用います。選択肢4は誤りです。
真空捕集びんは、あらかじめ中を真空に近い状態にしておき、測定点でコックを開けて試料空気を吸い込ませる器具です。減圧の程度が足りないと、十分な量の試料空気が入りません。
この問題で狙われた罠:真空捕集びん・捕集袋
真空捕集びんは1.33kPa以下に減圧して使う。捕集袋は水や洗剤で洗わず、清浄空気で置換して再使用する。
なぜ?
残った空気は試料の希釈誤差になる。水や洗剤は袋に残って汚染源になる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)