問18
防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)亜硫酸ガス用防毒マスクは、厚生労働大臣の規格が定められている。
- (2)隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い。
- (3)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、メタノール、二硫化炭素については、除毒能力試験の試験用ガスに比べて破過時間が著しく短くなる。
- (4)有機ガス用防毒マスクの吸収缶の色は黒色であり、一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶の色は赤色である。
- (5)防毒マスクのアンモニア用吸収缶は、アンモニアの濃度が低いと触媒作用が緩慢になり、効率が悪い。
正答 (5)
触媒作用で有害ガスを除くのは、一酸化炭素用の吸収缶(ホプカライトなどの触媒で一酸化炭素を酸化する)です。アンモニア用の吸収缶は、薬剤による化学的な吸収でアンモニアを除くもので、「触媒作用が緩慢になる」という説明は当てはまりません。選択肢5は誤りです。
有機ガス用吸収缶は、メタノールや二硫化炭素では破過時間が著しく短くなる(選択肢3)点も、出題されやすい論点です。
現在、管理者にて確認中アンモニア用吸収缶は触媒作用ではなく化学的な吸収による、と説明しています。確認中です。
この問題で狙われた罠:吸収缶の破過時間(温度・濃度)
有機ガス用吸収缶は、温度・湿度・濃度が高いほど破過時間が短い。
なぜ?
吸着は高温・高湿で弱くなる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)