問7
有害物質の物性、空気中における挙動等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩素系有機溶剤には、空気中で加熱されるとホスゲンを発生するものがある。
- (2)混合した有機溶剤から蒸発する蒸気の成分の組成比は、必ずしもその混合有機溶剤の混合割合とは一致しない。
- (3)メッキ、充電などの電解を伴う工程では、ミストが発生する。
- (4)鉛の蒸気は、空気中で冷却され、酸化物の微細な粒子となる。
- (5)ヒュームの一次粒子は、球形のものよりも不規則な形状をしたものが多い。
正答 (5)
ヒュームの一次粒子は、気化した物質が空気中で冷やされて固まったもので、表面張力のために球形に近いものが多くなります。不規則な形状のものが多いとする選択肢5は誤りです。
不規則な形の粒子が多いのは、固体を砕いたり削ったりしてできる粉じんです。ヒュームの一次粒子は球形でも、それがつながった凝集体(二次粒子)は不規則な形になります。
現在、管理者にて確認中ヒュームの一次粒子は表面張力のために球形に近いものが多い、と説明しています。確認中です。
この問題で狙われた罠:粉じん・ヒューム・ミストの粒径と形
ヒュームの一次粒子は1µm以下と微細で球形が多い。ミストはヒュームより大きい。
なぜ?
ヒュームは蒸気が冷えて凝縮した粒子なので小さく丸い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)