問1
作業環境測定の対象物質の状態に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ガス状物質には、ガス及び蒸気がある。
- (2)固体に研磨、切削などの機械的な作用を加えて発生した固体の微粒子が、空気中に浮遊しているものは、粉じんである。
- (3)気体が空気中で凝固し、固体の微粒子となって空気中に浮遊しているものは、ヒュームである。
- (4)液体の微粒子が空気中に浮遊しているものは、ミストである。
- (5)ミストの粒径は、一般に、ヒュームの一次粒子よりも小さい。
正答 (5)
ミストは液体の微粒子で、粒径は一般に数 µm から数十 µm 程度です。一方、ヒュームは気化した物質が空気中で凝固した固体の微粒子で、一次粒子は 1 µm 以下と非常に小さいものです。ミストの方がヒュームの一次粒子より大きいので、選択肢5は誤りです。
粒子の大きさは「どうやってできたか」で覚えると整理できます。固体を削ったり砕いたりしてできる粉じん、液体が飛び散ってできるミストは比較的大きく、蒸気が冷えて固まってできるヒュームは細かくなります。
この問題で狙われた罠:粉じん・ヒューム・ミストの粒径と形
ヒュームの一次粒子は1µm以下と微細で球形が多い。ミストはヒュームより大きい。
なぜ?
ヒュームは蒸気が冷えて凝縮した粒子なので小さく丸い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)