問7
有害物質の物性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)混合した有機溶剤から蒸発する蒸気の成分の組成比は、必ずしもその混合有機溶剤の混合割合とは一致しない。
- (2)常温で固体であっても昇華性のある化学物質は、空気中では固体と気体の両方の形で存在することがある。
- (3)粉じん粒子の空気力学相当径とは、その粒子と同じ終末沈降速度をもつ密度1g/cm³の球形粒子の直径である。
- (4)有機溶剤の蒸気は、密度が空気より大きいため、室内では床上に滞留しやすい。
- (5)アルコール系の有機溶剤は、一般に、極性が弱い。
正答 (5)
アルコール系の有機溶剤は、ヒドロキシ基(-OH)をもつので、一般に極性が強い物質です。「極性が弱い」とする選択肢5は誤りです。
この問題のひっかけパターン:極性の大小
四塩化炭素は無極性でクロロホルムより極性が小さい。アルコールは極性が大きく、トルエンは小さい。
なぜ?
分子の形が対称だと電荷の偏りが打ち消し合う。-OHを持つ分子は偏りが大きい。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)