作業環境測定士試験 過去問解説

FIDの感度は炭素数に比例する

有機溶剤・原理・過去12回中5回、関連する論点が出題

原理

FIDは、C−Hが燃えて生じるイオンを検出する。同族体では、炭素数にほぼ比例して感度が上がり、C−Hのない二硫化炭素などは、感度が低い。

この原理で解ける論点は3個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(1問)

平成27年度 第1回(2015年8月実施) 有機溶剤 得点必須A暗記で解く

問14

水素炎イオン化検出器(FID)を用いた有機溶剤のガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)FIDの応答直線範囲は、熱伝導度検出器より広い。
  2. (2)脂肪族炭化水素の同族体では、イオン発生量は、化合物中の炭素数にほぼ比例する。
  3. (3)二硫化炭素に対する感度は高い。
  4. (4)無極性カラムを用いると同族体では沸点の低い順に溶出する。
  5. (5)保持時間は、キャリアガスの線速度にほぼ反比例する。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第1回・2015年8月実施)