問2
金属の化学的性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)クロムは、希硝酸に溶ける。
- (2)コバルトは、塩酸に溶ける。
- (3)カドミウムは、硝酸に溶ける。
- (4)鉛は、硝酸に溶ける。
- (5)ニッケルは、濃硝酸に溶ける。
正答 (5)
ニッケルは、濃硝酸には、表面に緻密な酸化被膜(不動態)ができて溶けません。「濃硝酸に溶ける」とする選択肢5は誤りです。
クロムは希硝酸に溶けます(濃硝酸では不動態になるので、希硝酸が正しいです)。コバルトは塩酸に溶けます。カドミウムと鉛は、硝酸に溶けます。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、正答の選択肢の論点は、通算の回数は少なめですが、直近の回に集中して出題されています(トレンド)。押さえておけば、得点できるからです。
原理から解く:濃硝酸で不動態になる金属(クロム・鉄・ニッケル・アルミニウム)(過去12回中3回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/同じ記述の出題:1回論点「クロムは、濃硝酸に溶ける。(誤りの記述)」原理「濃硝酸で不動態になる金属(クロム・鉄・ニッケル・アルミニウム)」:全12回中3回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「酸化コバルト(Ⅱ)は、塩酸に溶ける。」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/同じ記述の出題:4回論点「捕集されたカドミウムは、硝酸を用いて溶解する。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中7回出題(出題確率58%)/同じ記述の出題:4回論点「硝酸には、酸化力がある。」原理「酸の性質と試料の溶解」:全12回中8回出題
- (5)誤った記述正答(直近のトレンド):全12回中2回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「ニッケルは、希硝酸に溶ける。」原理「濃硝酸で不動態になる金属(クロム・鉄・ニッケル・アルミニウム)」:全12回中3回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)