活性炭などの吸着は低温ほど進む
労働衛生一般・原理・過去23回中9回、関連する論点が出題
原理
吸着は温度が低いほど起こりやすい。温度や湿度が高いと、吸収缶の破過は早くなる。
この原理で解ける論点は1個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(3問)
令和2年度 第2回(2021年2月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い。
- (2)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が低いほど破過時間が短くなる傾向がある。
- (3)一酸化炭素用防毒マスクは、ホプカライトを使用し、触媒作用により一酸化炭素を無害化している。
- (4)アンモニア用防毒マスクの吸収缶の色は緑色であり、一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶の色は赤色である。
- (5)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、メタノール、二硫化炭素については、除毒能力試験の試験用ガスに比べて破過時間が著しく短くなる。
正答 (2)
有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、活性炭で有機ガスを吸着します。吸着は温度が低いほど起こりやすいので、使用する環境の温度が高いほど破過時間は短くなります。「温度が低いほど破過時間が短くなる」とする選択肢2は誤りです。
湿度が高い場合も、水分が活性炭に吸着されて、有機ガスの破過時間は短くなります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:活性炭などの吸着は低温ほど進む(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全23回中11回出題(出題確率48%)/同じ記述の出題:7回論点「隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い」
- (2)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:3回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」原理「活性炭などの吸着は低温ほど進む」:全23回中9回出題
- (3)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)論点「一酸化炭素用防毒マスクは、ホプカライトを使用し、触媒作用により一酸化炭素を無害化している」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:9回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶の色は、黒色である。」
- (5)正しい記述:全23回中5回出題(出題確率22%)/同じ記述の出題:6回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、メタノール、二硫化炭素については、除毒能力試験の試験用ガスに比べて破過時間が著しく短くなる」
有機ガス用吸収缶は、温度・湿度・濃度が高いほど破過時間が短い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)
令和元年度 第1回(2019年8月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い。
- (2)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、ジクロロメタン、アセトン等については、試験用ガスに比べて破過時間が著しく短くなる。
- (3)シアン化水素用防毒マスクの吸収缶の色は、青色である。
- (4)有機ガス用防毒マスクの吸収缶の色は、黒色である。
- (5)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が低いほど破過時間が短くなる傾向がある。
正答 (5)
有機ガス用吸収缶の活性炭による吸着は、温度が低いほど起こりやすいので、使用する環境の温度が高いほど破過時間は短くなります。「温度が低いほど短くなる」とする選択肢5は誤りです。
令和2年度第2回にも、同じ論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:活性炭などの吸着は低温ほど進む(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全23回中11回出題(出題確率48%)/同じ記述の出題:7回論点「隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中6回出題(出題確率26%)/同じ記述の出題:3回論点「防毒マスクの有機ガス用の吸収缶の色は、黒である。」
- (3)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「シアン化水素用防毒マスクの吸収缶の色は、青色である。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中10回出題(出題確率43%)/同じ記述の出題:2回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶の色は、黒色である。」
- (5)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:3回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」原理「活性炭などの吸着は低温ほど進む」:全23回中9回出題
有機ガス用吸収缶は、温度・湿度・濃度が高いほど破過時間が短い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)
平成27年度 第2回(2016年2月実施)
労働衛生一般
得点必須A暗記で解く
防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)吸収缶が除毒能力を喪失するまでの時間を破過時間という。
- (2)吸収缶の交換時期を臭気を感知した時点とすることができるのは、臭気を感知できる濃度がばく露限界濃度より著しく低い物質に限られる。
- (3)有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が低いほど破過時間が短くなる傾向がある。
- (4)一酸化炭素用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の湿度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある。
- (5)アンモニア用防毒マスクの吸収缶の色は、緑色である。
正答 (3)
有機ガス用吸収缶の活性炭による吸着は、温度が低いほど起こりやすいので、使用する環境の温度が高いほど破過時間は短くなります。「温度が低いほど短くなる」とする選択肢3は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」(過去23回中9回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:活性炭などの吸着は低温ほど進む(過去23回中9回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「吸収缶が除毒能力を喪失するまでの時間を破過時間という。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中7回出題(出題確率30%)/同じ記述の出題:3回論点「臭気を感知できる濃度がばく露限界濃度より著しく低い物質に限って、吸収缶の交換時期を臭気を感知した時点とすることができる」原理「嗅覚は慣れ・麻痺で、においは危険の目安にならない」:全23回中8回出題
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:3回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」原理「活性炭などの吸着は低温ほど進む」:全23回中9回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:6回論点「有機ガス用防毒マスクの吸収缶は、使用する環境の温度が高いほど破過時間が短くなる傾向がある」原理「活性炭などの吸着は低温ほど進む」:全23回中9回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中6回出題(出題確率26%)/同じ記述の出題:3回論点「アンモニア用防毒マスクの吸収缶の色は、緑である。」
有機ガス用吸収缶は、温度・湿度・濃度が高いほど破過時間が短い。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成27年度 第2回・2016年2月実施)