誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数
デザイン・サンプリング・原理・過去23回中4回、関連する論点が出題
原理
測定値には、偶然誤差(ばらつき)と系統誤差(かたより)がある。測定を繰り返すと、偶然誤差の影響は平均化されて小さくなる。真値は、誤差のない値で、測定では知ることができない。
この原理で解ける論点は5個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(4問)
令和7年度 第2回(2026年2月実施)
デザイン・サンプリング
余裕があれば得点C暗記で解く
測定誤差に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)系統誤差には、個人の習慣により、常に目盛りを小さめに読むことによる誤差が含まれる。
- (2)系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。
- (3)一つのサンプルを同一条件で繰り返し測定したとき、測定値がばらつくのは、偶然誤差のためである。
- (4)測定値の偶然誤差は、一般に、標準偏差で表す。
- (5)測定機器の指示値を記録する際に書き違えることは、過失誤差である。
正答 (2)
系統誤差は、測定器の目盛りのずれや測定者のくせなど、一定の方向にかたよる誤差です。原因が分かれば、補正して取り除くことができます。「原因を明らかにしても補正できない」とする選択肢2は誤りです。
補正できないのは偶然誤差の方で、偶然誤差は測定の回数を増やして平均することで小さくします。系統誤差は補正、偶然誤差は回数、と対策をセットで覚えておきましょう。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
原理から解く:誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数(過去23回中4回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「系統誤差には、個人の習慣により、常に目盛りを大きめに読むことによる誤差も含まれる」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (2)誤った記述正答(過去に1回出題):全23回中3回出題(出題確率13%)論点「系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。(誤りの記述)」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (3)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)論点「一つのサンプルを同一条件で繰り返して分析したときに、測定値がばらつくのは、偶然誤差である」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (4)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「真値と測定値との差を測定誤差という。」
- (5)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「測定機器の指示値を記録する際に書き違えることは、過失誤差である。」
系統誤差は原因が分かれば補正できる。偶然誤差は補正できず、測定回数を増やして小さくする。
なぜ?系統誤差は一定方向のずれなので、原因が分かれば差し引ける。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)
令和6年度 第2回(2025年2月実施)
デザイン・サンプリング
失点やむなしD初見
測定誤差及び真値に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)真値と測定値との差を測定誤差という。
- (2)適正な測定を繰り返すことによって得られた測定値の算術平均値のことを真値という。
- (3)測定を行うときに、常に一定の偏りを与える原因によって生じる誤差を系統誤差という。
- (4)同一条件下で測定を繰り返した場合、測定対象が不変であっても生じる測定値のばらつきを偶然誤差という。
- (5)測定機器の指示値を読み間違えることや記録を書き間違えることを過失誤差という。
正答 (2)
真値は、測定しようとしている量の本当の値で、実際には知ることができない値です。適正な測定を繰り返して得た算術平均値は、真値の推定値ではあっても、真値そのものではありません。選択肢2は誤りです。
測定値には必ず誤差が含まれます。測定の回数を増やして平均すると偶然誤差は小さくなりますが、系統誤差は残るので、平均値が真値に一致するとは限りません。
この問題は、失点しても仕方がない問題です(初見)。
理由:いずれも初見の選択肢であり、問題のテーマとしても頻出テーマではないからです。
原理から解く:誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数(過去23回中4回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「真値と測定値との差を測定誤差という。」
- (2)誤った記述正答(初見):全23回中1回出題(出題確率4%)論点「適正な測定を繰り返すことによって得られた測定値の算術平均値のことを真値という(誤りの記述)」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (3)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「測定を行うときに、常に一定の偏りを与える原因によって生じる誤差を系統誤差という」
- (4)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「同一条件下で測定を繰り返した場合、測定対象が不変であっても生じる測定値のばらつきを偶然誤差という」
- (5)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「測定機器の指示値を記録する際に書き違えることは、過失誤差である。」
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)
令和5年度 第2回(2024年2月実施)
デザイン・サンプリング
余裕があれば得点C暗記で解く
測定誤差に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定誤差は、系統誤差、偶然誤差及び過失誤差に分けられる。
- (2)検知管用真空法ガス採取器は、漏れ試験を行わずに測定を行うと、系統誤差を生じる可能性がある。
- (3)系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。
- (4)一つのサンプルを同一条件で繰り返して分析したときに、測定値がばらつくのは、偶然誤差である。
- (5)偶然誤差は、一般に、測定値の標準偏差で表される。
正答 (3)
系統誤差は、測定器の目盛りのずれや測定者のくせなど、一定の方向にかたよる誤差なので、原因が分かれば補正して取り除くことができます。「補正することができない」とする選択肢3は誤りです。
同じ論点は令和7年度第2回でも出題されています。検知管のガス採取器の漏れ(選択肢2)のように、原因が分かれば対策できるのが系統誤差です。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
原理から解く:誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数(過去23回中4回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「測定誤差は、系統誤差、偶然誤差及び過失誤差に分けられる。」
- (2)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「検知管用真空法ガス採取器は、漏れ試験を行わずに測定を行うと、系統誤差を生じる可能性がある」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (3)誤った記述正答(過去に1回出題):全23回中3回出題(出題確率13%)論点「系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。(誤りの記述)」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (4)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)論点「一つのサンプルを同一条件で繰り返して分析したときに、測定値がばらつくのは、偶然誤差である」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (5)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「真値と測定値との差を測定誤差という。」
系統誤差は原因が分かれば補正できる。偶然誤差は補正できず、測定回数を増やして小さくする。
なぜ?系統誤差は一定方向のずれなので、原因が分かれば差し引ける。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)
令和元年度 第2回(2020年2月実施)
デザイン・サンプリング
余裕があれば得点C暗記で解く
測定誤差に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定誤差は、系統誤差、偶然誤差及び過失誤差の3種類に分けることができる。
- (2)系統誤差には、個人の習慣により、常に目盛りを大きめに読むことによる誤差も含まれる。
- (3)系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。
- (4)一つのサンプルを同一条件で繰り返し測定したとき、測定値がばらつくのは、偶然誤差のためである。
- (5)偶然誤差の大きさは、一般に、測定値の標準偏差の大きさで評価される。
正答 (3)
系統誤差は、原因が分かれば補正して取り除くことができます。「原因を明らかにしても補正することができない」とする選択肢3は誤りです。
令和5年度第2回・令和7年度第2回にも、同じ論点があります。
この問題は、余裕があれば得点したい問題です(学習の優先度:低。過去に1回だけ出題)。
理由:正答の選択肢の論点は、過去に1回だけ出題されています。頻出ではありませんが、既出なので、余裕があれば押さえておくと得点できるからです。
原理から解く:誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数(過去23回中4回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「測定誤差は、系統誤差、偶然誤差及び過失誤差に分けられる。」
- (2)正しい記述:全23回中2回出題(出題確率9%)論点「系統誤差には、個人の習慣により、常に目盛りを大きめに読むことによる誤差も含まれる」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (3)誤った記述正答(過去に1回出題):全23回中3回出題(出題確率13%)論点「系統誤差は、その原因を明らかにしても補正することができない。(誤りの記述)」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (4)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)論点「一つのサンプルを同一条件で繰り返して分析したときに、測定値がばらつくのは、偶然誤差である」原理「誤差の種類(偶然誤差・系統誤差)と標本数」:全23回中4回出題
- (5)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「真値と測定値との差を測定誤差という。」
系統誤差は原因が分かれば補正できる。偶然誤差は補正できず、測定回数を増やして小さくする。
なぜ?系統誤差は一定方向のずれなので、原因が分かれば差し引ける。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第2回・2020年2月実施)