作業環境測定士試験 過去問解説

対数正規分布の性質(値は正、幾何平均)

デザイン・サンプリング・原理・過去23回中5回、関連する論点が出題

原理

作業環境の濃度は、小さい値が多く、大きい値がまれに出る分布(対数正規分布)。濃度の対数が正規分布に従うので、値は正の数のみ。算術平均≧幾何平均。幾何平均、幾何標準偏差で表す。

M₁ = 10^(log M + 1.645σ)

この原理で解ける論点は2個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。

この原理で解ける問題(1問)

令和7年度 第2回(2026年2月実施) デザイン・サンプリング 何とか得点B原理で解く

問18

正規分布、対数正規分布及び作業環境中の有害物質の濃度分布に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)正規分布の算術平均値と標準偏差をそれぞれ μ、σ とすると、この分布の95%上限値は μ+1.645 σである。
  2. (2)対数正規分布の幾何平均値の範囲は、-∞~∞である。
  3. (3)対数正規分布の幾何標準偏差の値は、必ず1以上である。
  4. (4)作業環境中の有害物質の濃度分布は、対数正規分布で近似される。
  5. (5)一般に、作業環境中の有害物質の濃度の算術平均値が高くなるにしたがって、濃度の標準偏差も大きくなる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第2回・2026年2月実施)