蛍光は励起光より長波長
分析に関する概論・原理・過去23回中15回、関連する論点が出題
原理
吸収した光のエネルギーの一部が、熱などで失われるので、放出される蛍光は、励起光より、エネルギーが小さく、波長が長い。
この原理で解ける論点は3個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(5問)
令和8年度 第1回(2026年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S暗記で解く
蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蛍光の波長は、励起光よりも長い。
- (2)蛍光の強度は、励起光の波長が長いほど強くなる。
- (3)蛍光の強度は、励起光の強度に比例する。
- (4)蛍光の強度は、試料濃度に比例する。
- (5)蛍光の強度は、溶存酸素の影響を受けることがある。
正答 (2)
蛍光の強度は、その物質が励起光をどれだけ吸収するかで決まり、物質ごとに最もよく吸収する励起波長があります。励起光の波長が長いほど強くなる、という関係はないので、選択肢2は誤りです。
蛍光分析では、励起スペクトルを測って最も強い蛍光が得られる励起波長を選び、蛍光の波長で強度を測ります。波長が長い光ほどエネルギーが小さいので、むしろ長すぎる波長では分子を励起できなくなります。
- (1)正しい。励起したエネルギーの一部を失ってから光るので、蛍光は励起光より長い波長になる。
- (2)誤り。励起光の波長と蛍光の強さに、長いほど強いという関係はない。
- (3)正しい。希薄な溶液では、蛍光の強度は励起光の強度に比例する。
- (4)正しい。希薄な溶液では、蛍光の強度は試料濃度に比例する。
- (5)正しい。溶存酸素は蛍光を弱める(消光する)ことがある。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」(過去23回中13回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:蛍光は励起光より長波長(過去23回中15回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:5回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (2)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:1回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:2回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:1回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (5)正しい記述:全23回中4回出題(出題確率17%)/同じ記述の出題:1回論点「溶存酸素が蛍光の強度を弱めることがある。」原理「蛍光を弱める要因」:全23回中5回出題
蛍光の強さは、励起光の波長によって変わる。
なぜ?物質が吸収しやすい波長で励起するほど強く光る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)
平成30年度 第2回(2019年2月実施)
分析に関する概論
得点必須S暗記で解く
蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蛍光は、電子励起状態から電子基底状態への電子の遷移で生じる。
- (2)励起光に対して直角方向の蛍光を測定する。
- (3)蛍光の強度は、励起光の波長を変えても変化しない。
- (4)蛍光の強度は、低濃度領域で励起光の強度に比例する。
- (5)蛍光の強度は、低濃度領域で蛍光物質の濃度に比例する。
正答 (3)
蛍光の強度は、励起光の波長によって変化します。物質がよく吸収する波長の光で励起するほど、強い蛍光が得られます。「励起光の波長を変えても変化しない」とする選択肢3は誤りです。
蛍光分析では、励起波長と蛍光波長の両方を、目的物質に合わせて選びます。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」(過去23回中13回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:蛍光は励起光より長波長(過去23回中15回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中7回出題(出題確率30%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、電子励起状態から電子基底状態への遷移で生じる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:7回論点「励起光に対して直角方向の蛍光を測定する。」原理「蛍光は励起光と直角方向で測る」:全23回中10回出題
- (3)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:6回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:9回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
蛍光の強さは、励起光の波長によって変わる。
なぜ?物質が吸収しやすい波長で励起するほど強く光る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第2回・2019年2月実施)
平成29年度 第2回(2018年2月実施)
分析に関する概論
得点必須S暗記で解く
蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蛍光は、紫外部又は可視部の光を吸収して励起した分子により生じる。
- (2)蛍光は、励起光よりも波長が長い。
- (3)蛍光の強度は、測定対象物質の濃度が低い領域で濃度に比例する。
- (4)蛍光の強度は、測定対象物質の濃度が低い領域で励起光の強度に比例する。
- (5)蛍光の強度は、励起光の波長を変えても変化しない。
正答 (5)
蛍光の強度は、励起光の波長によって変化します。物質がよく吸収する波長で励起するほど、強い蛍光が得られます。「励起光の波長を変えても変化しない」とする選択肢5は誤りです。
平成30年度第2回にも、同じ論点があります。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」(過去23回中13回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:蛍光は励起光より長波長(過去23回中15回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:2回論点「紫外部あるいは可視部の光が励起光として用いられる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:3回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:3回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (5)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
蛍光の強さは、励起光の波長によって変わる。
なぜ?物質が吸収しやすい波長で励起するほど強く光る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第2回・2018年2月実施)
平成29年度 第1回(2017年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S暗記で解く
蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蛍光は、電子励起状態から電子基底状態への電子の遷移で生じる。
- (2)蛍光は、励起光よりも長波長側に生じる。
- (3)励起光に対して直角方向の蛍光を測定する。
- (4)蛍光強度は、励起光の波長を変えても変化しない。
- (5)蛍光強度は、低濃度領域で蛍光物質の濃度に比例する。
正答 (4)
蛍光の強度は、励起光の波長によって変化します。「励起光の波長を変えても変化しない」とする選択肢4は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」(過去23回中13回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:蛍光は励起光より長波長(過去23回中15回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中7回出題(出題確率30%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、電子励起状態から電子基底状態への遷移で生じる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中2回出題(出題確率9%)/同じ記述の出題:1回論点「蛍光は、入射光よりも長波長側に現れる。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中9回出題(出題確率39%)/同じ記述の出題:7回論点「励起光に対して直角方向の蛍光を測定する。」原理「蛍光は励起光と直角方向で測る」:全23回中10回出題
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:8回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
蛍光の強さは、励起光の波長によって変わる。
なぜ?物質が吸収しやすい波長で励起するほど強く光る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成29年度 第1回・2017年8月実施)
平成28年度 第1回(2016年8月実施)
分析に関する概論
得点必須S暗記で解く
蛍光光度分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蛍光は、紫外部又は可視部の光を吸収して励起した分子により生じる。
- (2)蛍光の強度は、測定対象物質の濃度が低い領域で濃度に比例する。
- (3)蛍光の強度は、測定対象物質の濃度が低い領域で励起光の強度に比例する。
- (4)蛍光の強度は、励起光の波長を変えても変化しない。
- (5)蛍光の強度は、励起光の照射を止めると急速に減衰する。
正答 (4)
蛍光の強度は、励起光の波長によって変化します。「励起光の波長を変えても変化しない」とする選択肢4は誤りです。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」(過去23回中13回出題)に当てはまる選択肢から、容易に正答を割り出すことができるからです。
原理から解く:蛍光は励起光より長波長(過去23回中15回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:2回論点「紫外部あるいは可視部の光が励起光として用いられる。」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:3回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全23回中16回出題(出題確率70%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光の強度は、試料濃度に比例する。」原理「蛍光強度は低濃度で濃度に比例」:全23回中16回出題
- (4)誤った記述正答(出題頻度が高い):全23回中13回出題(出題確率57%)/同じ記述の出題:4回論点「蛍光は、励起光よりも波長が長い。」原理「蛍光は励起光より長波長」:全23回中15回出題
- (5)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「蛍光の強度は、励起光の照射を止めると急速に減衰する。」
蛍光の強さは、励起光の波長によって変わる。
なぜ?物質が吸収しやすい波長で励起するほど強く光る。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成28年度 第1回・2016年8月実施)