問9
ガスクロマトグラフ分析法のキャリアガスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)検出器の感度は、キャリアガス流量の影響を受ける。
- (2)保持時間は、キャリアガスの線速度にほぼ比例する。
- (3)カラムの理論段数は、キャリアガスの種類による影響を受ける。
- (4)キャリアガスには、ヘリウム、窒素、水素などが用いられる。
- (5)カラム圧力が一定であれば、カラム温度が高くなるとキャリアガス流量は低くなる。
正答 (2)
保持時間は、キャリアガスの線速度にほぼ反比例します(線速度が大きいと、成分が速く通り抜けて、保持時間が短くなります)。「ほぼ比例する」とする選択肢2は誤りです。
検出器の感度は、キャリアガス流量の影響を受けます。理論段数は、キャリアガスの種類の影響を受けます。キャリアガスには、ヘリウム、窒素、水素などが使えます。
(参考:『機器分析の実務[特定化学物質・金属類・有機溶剤]』)
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:下記の通り、ひっかけパターンである選択肢(正答)から、容易に正答を割り出すことができるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (2)誤った記述正答(出題頻度が高い):全12回中3回出題(出題確率25%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)/似た記述を含めると8回(67%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)
- (5)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
この問題のひっかけパターン:保持時間はキャリアガスの線速度にほぼ反比例する
保持時間は、キャリアガスの線速度にほぼ反比例します(線速度が大きいと、成分が速く通り抜けて、保持時間が短くなります)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)