問16
塩素の濃度測定に用いる次亜塩素酸ナトリウム溶液の有効塩素濃度の標定に関する次の記述の ㋑ から ㋩ までの[ ]に入る化学式又は語句の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「次亜塩素酸ナトリウム溶液に塩酸とヨウ化カリウムを加え、生成した[㋑]を[㋺]溶液で滴定する。滴定の終点は溶液に[㋩]を加え、溶液の青紫色が消失する点とする。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ | |
|---|---|---|---|
| (1) | I₂ | チオ硫酸ナトリウム | でんぷん |
| (2) | I₂ | チオ硫酸ナトリウム | グルコース |
| (3) | I₂ | 硫酸 | グルコース |
| (4) | HI | チオ硫酸ナトリウム | でんぷん |
| (5) | HI | 硫酸 | グルコース |
正答 (1)
次亜塩素酸ナトリウム溶液の有効塩素濃度の標定は、ヨウ素滴定で行います。
- 次亜塩素酸ナトリウム溶液に、塩酸とヨウ化カリウムを加えて、ヨウ素(I₂)を遊離させます。
- 生成したヨウ素を、チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定します。
- 終点の近くで、指示薬のでんぷんを加え、青紫色が消失する点を終点とします。
よって(1)です。
細かい論点なので、深追いは禁物です。次亜塩素酸ナトリウム溶液の標定の手順(ヨウ素滴定)は、ガイドブック3の塩素の項では全体を確認できておらず、一般的な知識による説明です。根拠の確認は後回しにしています。
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、ひっかけパターン「次亜塩素酸ナトリウムの標定(ヨウ素・チオ硫酸ナトリウム・でんぷん)」(過去12回中2回出題)に当てはまる選択肢であり、押さえておけば、何とか正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- この形式の問題(穴埋め・組合せの問題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:次亜塩素酸ナトリウムの標定(ヨウ素・チオ硫酸ナトリウム・でんぷん)
次亜塩素酸ナトリウム溶液の有効塩素濃度の標定は、ヨウ素滴定で行います。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)