問12
蛍光光度分析法による作業環境空気中の α-ナフチルアミン濃度の測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)α-ナフチルアミンは、インピンジャーを用いて捕集する。
- (2)エチルエーテルを用いて捕集液から抽出する。
- (3)亜硝酸ナトリウムとスルファニル酸を加えて、誘導体化する。
- (4)薄層クロマトグラフ法を用いて単離し、蛍光強度を測定する。
- (5)α-ナフチルアミンをエタノールに溶解して、標準液とする。
正答 (3)
α-ナフチルアミンの液体捕集法―蛍光光度分析法は、次のとおりです。
- 0.1 M塩酸を入れたインピンジャーで捕集します(選択肢1)。
- アンモニア水でアルカリ性にして、エチルエーテルで抽出します(選択肢2)。
- 抽出液を減圧濃縮し、薄層クロマトグラフ法でα-ナフチルアミンを単離します(選択肢4)。
- 薄層上のα-ナフチルアミンをエタノールで抽出し、紫外線を当てて、生じる蛍光の強度を測ります。標準液は、α-ナフチルアミンをエタノールに溶かして調製します(選択肢5)。
「亜硝酸ナトリウムとスルファニル酸を加えて誘導体化する」操作は、蛍光光度分析法にはありません。選択肢3は誤りです。
(参考:『作業環境測定ガイドブック3 特定化学物質関係(金属類を除く)物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (2)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (3)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)/似た記述を含めると3回(25%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:α-ナフチルアミンの蛍光光度法は誘導体化しない
α-ナフチルアミンの液体捕集法―蛍光光度分析法は、次のとおりです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)