問20
直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)真空捕集瓶の内面は、測定対象物質に対して不活性でなければならない。
- (2)真空捕集瓶のコックのすり合わせ部には、グリースを塗布して漏れをなくす。
- (3)捕集袋は、清浄な乾燥空気又は窒素を用いて洗浄する。
- (4)試料空気から水分を取り除く場合には、ガラス管に無水硫酸カルシウムなどの乾燥剤を詰めて、試料採取口の前に接続する。
- (5)電動ポンプを通して、捕集袋内に試料空気を送り採取する方法の場合、ポンプ内の吸着に注意する必要がある。
正答 (2)
真空捕集瓶のコックのすり合わせ部には、グリースを塗布しません(グリースが試料ガスを吸着したり、汚染したりするためです)。「グリースを塗布して漏れをなくす」とする選択肢2は誤りです。
真空捕集瓶の内面は、測定対象物質に不活性でなければなりません。捕集袋は、清浄な乾燥空気または窒素で洗浄します。試料空気から水分を除くときは、ガラス管に無水硫酸カルシウムなどの乾燥剤を詰めて、試料採取口の前に接続します。電動ポンプで袋に送るときは、ポンプ内の吸着に注意します。
(参考:『デザイン・サンプリングの実務(A・B測定編 上)』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)
- (2)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中3回出題(出題確率25%)
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)
この問題のひっかけパターン:真空捕集びんのコックにグリースを塗らない
真空捕集瓶のコックのすり合わせ部には、グリースを塗布しません(グリースが試料ガスを吸着したり、汚染したりするためです)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)