問15
原子吸光分析法によるマンガン及びその化合物の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)試料の捕集には、ガラス繊維ろ紙を用いる。
- (2)試料液の調製には、塩酸と硝酸の混酸を用いる。
- (3)標準液の調製には、酸化マンガン(Ⅳ)を用いる。
- (4)原子化には、アセチレン- 空気炎を用いる。
- (5)マンガンの分析線の付近には、近接線がない。
正答 (5)
マンガンの分析線(279.5 nm付近)の近くには、近接線があります。「近接線がない」とする選択肢5は誤りです。そのため、スリット幅を狭くして、分析線を分離します。
試料の捕集には、ガラス繊維ろ紙を使い、試料液の調製には、塩酸と硝酸の混酸を使います。標準液は、酸化マンガン(Ⅳ)から調製します。原子化には、アセチレン-空気炎を使います。
(参考:『作業環境測定ガイドブック4 金属類 物質別各論』)
この問題は、何とか得点したい問題です(学習の優先度:中)。
理由:下記の通り、正答の選択肢が、過去に複数回出題されており、押さえておけば、正答を割り出せるからです。
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。「似た記述」は、言い回しが違うが、論点が近いものです。実際の頻度は、これらの間にあることが多いです)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/似た記述を含めると7回(58%)
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中6回出題(出題確率50%)/似た記述を含めると7回(58%)
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)
- (5)誤った記述正答(過去に複数回出題):全12回中2回出題(出題確率17%)
この問題のひっかけパターン:マンガンの分析線の近くには近接線がある
マンガンの分析線(279.5 nm付近)の近くには、近接線があります。そのため、スリット幅を狭くして、分析線を分離します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)