作業環境測定士試験 過去問解説

トリジマイト・クリストバライトがあるときはりん酸法を使わない

ランクB 鉱物性粉じん・2回出題

正しい理解

王水添加りん酸法で、トリジマイトやクリストバライトの含有が認められる場合は、りん酸法では真の値より低く評価されるので、この方法で分析してはいけません。X線回折分析など、別の方法を選びます。

このひっかけパターンが出た問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問14

王水添加りん酸法による遊離けい酸の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)王水添加りん酸法では、使用する天秤感度と分析条件との兼ね合いから定量下限値は 1 % とする。
  2. (2)王水添加りん酸法においては、試料約 200 mgにリン酸 15 mLを加え、超音波による試料の分散を行った後、王水 5 mLを加える。
  3. (3)加熱開始より 6 分後から 1 分ごとに振とうし、所定時間加熱した後、電熱器から降ろし、約 40 秒間振とうする。
  4. (4)最適加熱条件は、微斜長石のりん酸残渣が 1 % 以下で、かつ、石英のりん酸残渣が 95 % 以上になるように決める。
  5. (5)X 線回折分析装置による定性分析の結果、トリジマイトの含有が認められる場合、王水添加りん酸法による分析を行う。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)

令和5年度 第1回(2023年8月実施) 鉱物性粉じん 何とか得点B

問14

王水添加りん酸法による遊離けい酸の分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)X 線回折分析装置による定性分析の結果、トリジマイトの含有が認められたため、王水添加りん酸法による分析を行った。
  2. (2)王水添加りん酸法においては、試料約 200 mgにリン酸 15 mLを加え、超音波による試料の分散を行った後、王水 5 mLを加える。
  3. (3)最適加熱条件を設定するための標準試料は、液相沈降法により 10 µm以下に粒度調整したものを用いる。
  4. (4)最適加熱条件は、微斜長石のりん酸残渣が 1 % 以下で、かつ、石英のりん酸残渣が 95 % 以上になるように決める。
  5. (5)王水添加りん酸法では、使用する天秤感度と分析条件との兼ね合いから定量下限値は 1 % とする。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)