作業環境測定士試験 過去問解説

受光スリットを広げると回折ピークがブロードになる

ランクB 鉱物性粉じん・2回出題

正しい理解

X線回折で、尖鋭な回折ピークが得られず、ブロードになる原因は、受光スリット幅を広くしたことです。受光スリットを大きくすると、強度は増しますが、回折線はブロードになります。

このひっかけパターンが出た問題

令和6年度 第1回(2024年8月実施) 鉱物性粉じん 得点必須A

問17

X 線回折分析装置を用いて粉じん試料中の遊離けい酸分析を行ったところ、回折図形上で尖鋭な回折ピークが得られなかった。その理由として最も可能性の高いものは次のうちどれか。

  1. (1)ゴニオメーターの光軸が正しい位置からわずかにずれていた。
  2. (2)ゴニオメーターの走査速度が標準的な速度より遅かった。
  3. (3)発散スリットの幅の設定が通常の場合より狭かった。
  4. (4)散乱スリットの幅の設定が通常の場合より狭かった。
  5. (5)受光スリットの幅の設定が通常の場合より広かった。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)

令和2年度 第1回(2020年8月実施) 鉱物性粉じん 得点必須A

問16

X線回折分析装置を用いて粉じん試料中の遊離けい酸分析を行ったところ、回折図形上で尖鋭な回折ピークが得られなかった。その理由として最も可能性の高いものは次のうちどれか。

  1. (1)レートメータの時定数の設定が小さすぎた。
  2. (2)ゴニオメータの光軸が正しい位置からわずかにずれていた。
  3. (3)発散スリットの幅の設定が通常の場合より狭かった。
  4. (4)受光スリットの幅の設定が通常の場合より広かった。
  5. (5)分析試料が石英繊維ろ紙に捕集されていた。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第1回・2020年8月実施)